11月24日の「歴史探偵」では
「江戸の天才たち」が放送されます。
江戸時代は260年も続いた長い時代。
この時代は世界的な才能が花開いた時代だった
そうです。
当時の日本では全国的な数学ブームも
起きていたのだとか。
そこで登場した人が和算の大家関孝和。
円周率の研究も行っていたようですね。
当時の日本の数学は世界最高水準だったと
言われているそうですが
どういう事なのでしょう?
すこし調べてみました。

江戸時代に数学ブーム?

余り想像できないね
江戸時代の数学ブーム
#KindleUnlimited 今日の #Eテレ の #知恵泉 は和算。この本は、1627年に刊行され、江戸時代幾度となく再販された。和算ブームの火付け役。近くのお寺神社に算額収められているかも。沢山奉納されました。みんなが高等数学。すごく感動します。>新編塵劫記大成,全1巻 https://t.co/PRY5NIPCfu pic.twitter.com/HkBfsVluLG
— 「ゆくふむ」と猫秘書「はしろ」で運営中 (@yukufumu) December 1, 2020
和算。
和算(わさん)とは日本で独自に発展していた
数学のこと。
明治維新の時に西洋の数学が入ってきて
これを洋算と呼んだのだとか。
江戸時代には和算がよく使われるようになります。
それは貨幣経済が発達してきていたので
商人だけでなく、武士や農民も計算が必要になった
からでした。
さらに1627年に「塵劫記(じんこうき)」が
刊行されると和算はブームとなります。
塵劫記は吉田光由が書いた江戸時代の算術書。
この本には九九やそろばんの使い方
測量の計算法や土地の面積の求め方
売買代金の計算法など挿絵付きで分かりやすく
書かれていて何百種類もの海賊版が作られるほどの
大ベストセラーとなり和算ブームをけん引していきました。
関孝和
【今日の墓碑銘】
1708年12月5日。関孝和が死去。江戸時代の数学者。日本独自の数学「和算」の発展に大きく寄与。筆算による代数計算法である点竄術を発明する。行列式の提唱や円周率の近似値算出にも業績を上げた。日本数学史上最高の天才として「算聖」と崇められる
(66歳か・病死) #生寄死帰 pic.twitter.com/RDetde5BmZ— 義視💸 (@kamo1868) December 4, 2018
そんななか登場した人が関孝和(せきたかかず)です。
関孝和は江戸時代の天才和算家。
塵劫記を独学で勉強し、高度な数学も
勉強します。
生涯の大半を甲府藩主徳川家に勘定を専門とする
役人として仕え、のちに藩主が6代将軍となったため
幕臣となりました。
関孝和は和算で様々な業績を残し
「発微算法」という本を出し、没後にも
門人たちが書物を刊行。
当時塵劫記で円周率が3.16と計算されていたところ
疑問を持ち円周率を小数点以下11桁まで
計算しています。
和算のレベルは世界レベル?
数学ブームが起きたという江戸時代。
和算のレベルもかなり高かった
ようです。
和算の研究は各藩で行われ
庶民も親しんでいました。
そして、そのレベルは世界レベルだったとも
いわれています。
関孝和もヨーロッパの数学者が発見するより
ずっと早く数学の公式を見つけたりもしていますし。
そのような高いレベルの和算に触れていたので
明治時代になり洋算が入ってきても
すぐに慣れたのだと思います。


小学校で和算を教えることもあるんだって

面白いかも
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