10月19日放送の「世界まる見え!」で
「10万枚以上のコピー絵画を描いた中国のゴッホ!
ヨーロッパで生まれて初めて本物のゴッホの絵と対面!人生がどう変わる?」
が放送されます。
中国のゴッホとは趙小勇さんのことです。
この人は画家ではなく画工。
ここの画工は複製画のみを手掛けている絵描きのことを指すのだとか。
趙小勇さんはゴッホの代表作「ひまわり」や「自画像」などを
20年間描き続けていて、その数は10万枚を超えるため「中国のゴッホ」
と呼ばれているそうです。
趙小勇さんははじめて実物のゴッホを見て衝撃をうけ
人生が変わったのだとか。
どういうことなのでしょう?少し調べてみました。

売っているの?

お土産?
ゴッホ
先月損保美術館で見たゴッホのひまわりとロンドンから来たひまわり
構図はほぼ同じですが質感が全然違いますね。ロンドンの方が先に制作された作品だったこと初めて知りました pic.twitter.com/rmS2YjLeJL
— 洗馬(せば)五無斎 (@ShinanoPegasus) August 13, 2020
ゴッホは世界的に有名なオランダのポスト印象派の画家です。
生前にはゴッホの絵はあまり評価されなかったようですが
死後に評価はぐんぐん高まり
日本のバブル期の1990年には「医師ガシェの肖像」が日本人により124億円で落札されたことがあります。
日本の浮世絵の影響を大きく受けていることでも有名ですね。

趙小勇
【連載更新】中国のゴッホこと趙小勇さんから届くお手紙を紹介する連載。「10月から上野の森美術館でゴッホ展が開催されますよ!」と伝えると、こんなお手紙が届きました😊
#002(2019/10/19)https://t.co/Kobaka3ZkB pic.twitter.com/Glos8L14jr
— 深谷千尋 (@TSUMUGI1116) October 19, 2019
趙小勇さんは中国内陸部の湖南省出身。
貧しかったため、中学一年生までしか学校には通えませんでした。
20歳のころは広東省深圳で陶器工場に職を得て絵付けを担当。
その後、市内の絵画工房に引き抜かれます。
深圳市には、1万人もの画工が住む大芬村があり
年間数百万点もの油絵の複製画が生み出されています。
ここは一大複製画生産拠点になっていて、世界中の土産物店などで
「中国産のゴッホ」が売られているそうです。
趙小勇さんも1998年から見様見真似でゴッホを描き始め、現在は売れっ子となったのですね。
本物と対面
趙小勇さんは描けば描くほど「これは芸術品なのか工業製品なのか。
複製画なのかニセ物なのか」と悩むようになってきました。
ゴッホの絵を描くようになって20年、生活は一向に楽にならず
むなしさを感じるようになっていきます。
そこで他の画工たちとともに、オランダに本物のゴッホを見に向かったのです。
本物のゴッホと対面し、趙小勇さんは感動。
「今は評価されなくてもいい。自分の心のままに描いていこう」と誓い
自分のオリジナル作品として故郷に住む老婆を描くことに挑むことになりました。


中国にそんな場所があったんだ

お土産で複製画を買う人も多いだろうしね
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