鳥人間コンテスト、現在も毎年行われていますね。
規模も大きく参加者もいろいろです。
その昔、人力飛行機を作るサークルで鳥人間コンテストに参加し
現在は宇宙飛行士になった人物がいます。
その人は大西卓哉さん。
4月3日放送の「衝撃のアノ人に会ってみた!」で登場するみたいです。
人力飛行機にはたくさんのアイデアや技術が使われているでしょうから
宇宙飛行士とはつながっている部分もあるかもしれませんね。
では、大西卓哉さんとはどういう人物でしょうか?
同じサークルにいた人には現在の宇宙開発で重要なポジションに
ついている人もいるみたいですよ。
そのことについて少し調べてみました。

鳥人間から宇宙飛行士かあ~

飛びたい!ってことなんだろうね
大西卓哉
大西卓哉さんは1975年に東京都で生まれました。
聖光学院高等学校卒業後、東京大学に進学。
1998年に東京大学工学部航空宇宙工学科を卒業しました。
卒業後は全日本空輸に入社、副操縦士として航空機の運航に従事いましたが
2009年に転機が訪れます。
宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 第31期宇宙飛行士訓練生に選抜されたのです。
2011年7月になると基礎訓練を終え、JAXA宇宙飛行士に認定されます。
同じ年の10月、NASA極限環境ミッション運用訓練にも参加。
2013年11月、国際宇宙ステーション 長期滞在員に任命されたのです。
2016年7月7日、ソユーズ宇宙船に乗り込んだ大西さんはカザフスタンの
バイコヌール宇宙基地から打ち上げられ9日に国際宇宙ステーション に
ドッキング成功。
国際宇宙ステーションに約4か月間滞在した後、地球に帰還しています。
鳥人間コンテスト
鳥人間コンテストの第一回目が開催されたのは1977年。
伝統ある大会なんですね。
今では滋賀県彦根市の一大イベントとなっているようです。
大西さんが所属していたサークルはF-TEC。
東京大学の人力飛行機サークルです。
学科で学んだ飛行機の理論などを鳥人間コンテストで実践するのですね。
大西さんはコクピットのフレームを担当していたそうですが、主力として活動していた
大学4年の時には悲劇が起きます。
なんと台風が直撃して鳥人間コンテストの2日目が中止となり
出番がなくなったんです。
前年から一年間を使い、みんなでアルバイトをして貯めた300万円もつぎ込み
試験飛行までやっていたのに、それが披露できなかったんです。
みんなで泣きながら帰ったそうですが、その気持ちはわかります。
実はこの時同じサークルにいた人に現在、宇宙関係で活躍している人がいるのです。
津田雄一
その人の名は津田雄一さん。
JAXAで小惑星「リュウグウ」へ着陸しサンプルを地球にもってかえる
探査機「はやぶさ2」の運用チームを率いる
プロジェクトマネージャーをしています。
プロジェクトマネージャーに就任した時は39歳という若さだったそうですよ。
ただ大西さんはその話を聞いた時は「驚いたけど、彼ならそれだけの実力がある」
と納得したそうですね。
大西さんと津田さん。
人力飛行機を作るサークルで一緒だった仲間がまたJAXAで一緒になり
宇宙を目指しているのです。


鳥人間コンテストからすごい人が出ているんだね

人力飛行機を一から設計するのだろうし、とても優秀だったんだろうね
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