【高井隆一】認知症の親が鉄道事故にあい裁判に、社会を動かした判決とは?

TV番組

 

6月1日の「逆転人生」では「認知症の親が鉄道事故に 社会を動かした逆転裁判

が放送されます。

 

今回の主人公は高井隆一さん。

認知症の91歳の父親が鉄道事故にあい、亡くなってしまいます。

その後、鉄道会社から損害賠償の請求が来て裁判となりました

 

第1審では「介護に過失があった」と敗訴してしまいましたが

その判決内容により介護現場に動揺が走り、反響や応援が高いさんのもとに届き始め

最高裁では社会に影響を与える判決となったそうです。

どういうことなのでしょう?少し調べてみました。

 

最終的には勝訴したってことだよね

介護も大変だからね

 

鉄道事故

高井隆一さんは事故当時、東京で仕事をしていました。

 

高井さんのお父さんが認知症になったのは2000年末、84歳の時でお母さんと二人暮らしをしていたそうです。

その後、高井さんの奥さんも介護に参加し、高井さんも週末は介護に参加するなど家族で

介護生活を送っていました。

 

しかし、お父さんの認知症は骨折での入院を機に悪化していき一人歩きが始まったのです。

お父さんを説得したり、GPSを付けたり、警察に相談したこともあり、

家に鍵をかけると「監禁された」と怒ることもあったりもしたので、できるときは

後ろから見つからないようについて行ったりもしていました。

 

事故が起きたのは2007年。

お父さんんがデイサービスから帰宅した夕方、お母さんが5分ほど気を緩めていると

初めていつもとは違うドアからでていってしまったのです。

お父さんは電車に一駅分乗り、降りた駅のホームの隅の無施錠のフェンスの扉から線路に降り

電車にはねられなくなってしまったのです。

第一審

事故から約半年後、突然JR東海から約720万円の損害賠償請求書が送られてきました。

これは列車遅延に伴う振替輸送費や人件費だということです。

それまでJR東海の担当者と一回も会ったことがなかったのだとか。

求めに応じ、診断書を送ると配達証明付き内容証明郵便が送ってきました。

「死亡して半年後の日付で専門医ではない内科医の診断書は信用できない」ということで

14日以内に全額を払わないと提訴するという内容だったそうです。

 

2010年2月JR東海は提訴し、2013年7月第一審の名古屋地裁はお母さんと高井さんの二人に

全額支払いを命じる全面敗訴の判決が出ました。

高井さんは「このような判決なら家族は認知症の人を閉じ込めなければならなくなる、

介護にかかわった人が全責任を負うようになるような判例を前例として残すわけにはいかない」

と控訴を決意。

 

問題意識を持ったマスコミの報道も増えていき、様々な人が応援に現れます。

 

2014年4月の名古屋高裁の控訴審判決はお母さんだけに半分の360万円の賠償責任を認めるという

判決となりましたが、JR東海が上告したのです。

最高裁判決

2016年3月の最高裁判決は一審と二審の判決を覆す逆転勝訴となりました。

 

最高裁は「家族に賠償責任があるかは生活状況などを総合的に考慮して決めるべき」と判断を示し

そこで「今回は家族に賠償責任はない」と結論付けたのです。

この判決は認知症の患者が関係した事故の賠償責任について最高裁が初判断を示した画期的な判決と

なりました。

 

ちょっと一言

24時間ずっと見守るのは無理だしね

認知症の人も増えているし

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