1月14日放送の「ナゼそこ?」では「あなたの知り合いに秘境で暮らす人いませんか?秘境食堂も発見2HSP」が
放送されます。
その中の「世界のナゼそこ日本人」でワケあって日本に家族を残したった一人でシベリアの秘境で暮らしながら
あるモノを作って現地の人々から感謝される男性が紹介されるそうです。
その人は小畠博(おばたひろし)さん。
ロシア連邦の一つであるブリヤート共和国に住んでいます。
ブリヤート共和国はバイカル湖の南東部に冬の最低気温が−40℃にもある極寒の地で
濡れタオルだと20秒もしないうちにカチンコチンに凍ってしまうほどの寒さなのだそうです。
小畠さんはこの地で日本人なら誰でも知っている「割り箸工場」を作ったのだとか。
なぜ、ここで作ったのでしょう?
少し調べてみました。

すごい寒さなんだね

人は大丈夫なの?
小畠博
小畠博さんは1950年に北海道の上湧別町に生まれます。
お父さんは公務員でお母さんは働き者の主婦。
小畠さんは20歳の時に上京し就職、34歳の時に結婚します。
そのころ、お父さんが公務員をやめ事業を始めるということで
人生に不安を感じていたこともあり
北海道に戻り、お父さんと割り箸生産業を始めることとなりました。
割り箸業
しかし、中国製の安い割り箸が勢いを増し市場に乗り込んできたため
路線を高級割り箸に変更し、そのために成功をおさめます。
中国製品にやられそうになったためリベンジとして成功の勢いで
中国にも進出。
その4年後、悲劇が小畠さんに襲い掛かります。
お父さんが亡くなったという知らせが届いたのです。
お父さんのなくなく瞬間には立ち会えずショックを受けましたが
中国では10年以上生産を続けてきました。
ところが政府から材料費の値上げがあったり、詐欺被害を受けたりして
中国の工場が立ち行かなくなってしまいます。
そのため、小畠さんは世界中で割り箸の原料となる木材を探すことにしました。
そこでたどりついたのが、ブリヤート共和国の村だったのです。
ブリヤート共和国
東西の文明の文明が交差する、ブリヤート共和国の首都ウラン・ウデ。バイカル湖を観光した際には、そこから南東100キロにある、このユニークな街も訪れてみてください。 #旅行 #仏教 http://t.co/5v8MFSxGFZ pic.twitter.com/Pnq2XIjP4d
— ロシア・ビヨンド 日本 (@roshiaNOW) March 21, 2014
小畠さんはブリヤート共和国の首都ウラン・ラデから車で3時間の村
ビチュラに住んでいます。
ビチュラに住んでいる人は現金収入を得る方法が少なく、貧困家庭の多い村なのだそうです。
小畠さんはここで捨てられていた原木のアスペンを使うことが村のためにもなると考え
割り箸工場を作り、70人の村人が働いていて貴重な現金収入源となり
小畠さんの新しい希望にもなっているそうです。


感謝されているんだ

従業員の家に招待されたりもしているみたい
コメント