11月30日の「プロフェッショナル仕事の流儀」では
「85歳、職人の夢~旋盤職人・岩井仁~」が
放送されます。
大人気ドラマ「下町ロケット」の舞台と
なった町東京都大田区蒲田。
ここには町工場が集まっていて
当代屈指の旋盤職人がいます。
その人は85歳の岩井仁さん。
旋盤(せんばん)とは回転する台に金属の加工するものを
取り付け、そこに工具を当て削り
円筒形状に削り出す工作機械のことです。
岩井さんはコンピューター制御の機械でも難しい
0.01ミリの精度で金属を削り
手作業で精密部品を生み出します。
岩井さんはその職人の技術で
人々の生活を支えるものを作ってきました。
何の部品を作ってきたのでしょう?
すこし調べてみました。

すごい職人なんだね

コンピューターより人間の感覚なんだ
岩井製作所
ものづくり聖地巡礼。
岩井製作所! pic.twitter.com/DC6XOUeZkP— よつめ-metal (@yotume) October 22, 2014
東京都大田区南蒲田にある岩井製作所。
創業は1974年です。
岩井製作所は20数平方メートルほどの
小さな工場で精密旋削加工を得意として
様々な製品の旋削加工を手がけてきました。
ここを切り盛りしているのは
85歳の旋盤職人岩井仁さん唯一人。
「大田区の工匠100人」のうちの一人に
選ばれた人でもあります。
岩井仁
50年、この場所でふたり、生きてきた。
30日(火)22時30分~の #プロフェッショナル は85歳の #旋盤職人 岩井仁(まこと)さん。
0.01ミリの精度で金属を削り、新幹線などの精密部品を製作。私たちの暮らしを陰で支えてきました。妻の茂子さんと二人三脚で歩んできた50年。
その姿に胸を打たれました。 pic.twitter.com/T3MuFdYZGY— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) November 26, 2021
岩井さんは父の代から蒲田で板金業を
営んできました。
ただ、はじめは職人を継ぐつもりは
なかったのだとか。
お父さんが典型的な江戸っ子で宵越しの金は
もたないタイプだったため、お母さんは苦労して
「お願いだから勤め人になってくれ」と言われて
いたからです。
一度は社会人となった岩井さんですが
職人の血が騒いできて
1970年代に旋盤を購入して金属加工の世界に
入ることになります。
そして岩井さんは高度成長期の当時から
現在まで職人としての技を磨き
金属の旋盤加工では業界ナンバーワンと言われる
ようになりました。
手がけたものは?
瀬戸大橋です。
ここは下津井。遠出してます。 pic.twitter.com/VlO0EshtRw
— こっこ (@4FnkEfNV3KRfoBZ) November 20, 2021
岩居さんが作ったシリンダー部品などは
日本を動かす様々な場所で使われています。
国産初の原子炉を作る計画ができた時には
緊急時に燃料棒を制御する装置の
シリンダーの加工を依頼され
瀬戸大橋の吊橋ワイヤーの制御装置の
シリンダーも制作。
1988年の瀬戸大橋開通の時にも
招かれています。
ほかには新幹線の車体を制御する装置のシリンダー
も25年以上にわたり制作しています。
最初の注文で信頼を勝ち取り
国家的プロジェクトにも長い間参加している
のですね。


職人の人が日本を支えてきたんだよね

すごいよね!
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