【生死を分けたその瞬間】スカンジナビア航空751便事故とは?

TV番組

大きな事故があった時、ほんの少しの差で被害が違う場合があります。

それが時間だったり、距離だったり。

交通事故でも運転席と後部座席では怪我の具合が違う場合もありますもんね。

 

3月21日放送の「生死を分けたその瞬間」では航空事故が取り扱われるみたいです。

スカンジナビア航空751便の飛行機事故

スカンジナビアはヨーロッパ北部にある半島でノルウェーやスウェーデン

デンマークなどがある場所です。

ではどのような事故だったのでしょう?

原因やその後についても調べてみました。

スカンジナビアって聞くとどんな印象がある?

フィヨルド?あれはノルウェーだよね?

スカンジナビア航空751便墜落事故

この事故は1991年12月27日に起きました。

1991年というと日本ではバブル景気の終わりが近づいていましたが

まだ世間は浮かれていた時期ですね。

 

スカンジナビア航空の751便が129人の乗員乗客を乗せ、スウェーデンの

ストックホルム・アーランダ空港から普段通りに離陸しました。

経由地のコペンハーゲン空港へと向かったのですが、離陸から25秒後第2エンジンから異常な音と

振動が起きているのに気づきます。

これは大量の雪と氷の破片を吸い込んだことにより、エンジンが正常に機能しなくな

ったということでした。

これに気づいたパイロットは推力を絞りますが、自動推力維持システムが機能し

パイロットがスロットルレバーから手を離したとたん、自動的にエンジン推力は

上がってしまいます。

当時は自動推力維持システムのことをパイロットに周知していなかったそうです。

離陸から39秒後には第1エンジンも正常に機能しなくなり、機内には煙や

焦げ臭いにおいが立ち込めてきます。

 

離陸から76秒後、高度980メートルの時点で両エンジンが停止

墜落までの猶予が2分ほどしかない中、非番の機長もコクピットに駆け付けサポートしますが

電力と油圧は回復したもののエンジンは回復しません。

そこで機長は空港から北東に約15kmほど離れたゴットゥローラの平原に機体を

不時着させることにしました。

不時着

機長は平原の手前にあった松の森を利用し不時着のショックを和らげようと試みます。

機体は松の木に接触し右主翼がもぎ取られ、不時着の衝撃により機体が3つに割れる

全損・大破となったのです。

しかし100名ほどの負傷者は出ましたが、奇跡的に死者を出すことはありませんでした

 

松の木への衝突による機体の減速、雪で覆われた地面がクッションとなった

主翼の燃料タンクがなくなったために火災も起きず、空港が近かったために迅速に

救助ができたことなどが理由だといわれています。



事故の原因

まず原因の一つは地上の作業員が除氷液の使用後、主翼の上で固まった雨氷を

見逃したということがあります。

これが離陸時にエンジンに吸い込まれ、エンジンに異常をきたしたのです。

 

もう一つは自動推力復元システム。

これは比較的新しい期待に備わっていたシステムのため、パイロットには知らされていなくて

マニュアルにも載っていませんでした

そのせいでパイロットはこのシステムの作動を止めることができなく、正常じゃないエンジンの

推力を落とすこともできなかったのですね。

 

その後、地上作業員には雪や氷が残っていないかを触って確認するように再指導され

パイロットたちへの自動推力復元システムの存在の周知を徹底させました。

 

しかし、この機体の機長はこの事故のせいで機械を信用できなくなり

パイロットを辞めています。

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ちょっと一言

すごい大事故だったのに亡くなった人がいないんだね

ほんと、奇跡に近いよ

 

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