3月27日、滋賀県長浜市は江戸時代の技術者である国友一貫斎が
描いた飛行機の設計図「阿鼻機流大鳥秘術」の各部位の詳細を
記した冊子が見つかったと発表しました。
現存する飛行機の設計図としては国内最古なのだとか。
江戸時代にそんなことをしていた人がいたのですね。
もし成功していたら時代が変わっていたのかも。
では、国友一貫斎さんとはどのような人で
「阿鼻機流大鳥秘術」はどのような飛行機だったのでしょう?
少し調べてみました。

なんかワクワクするね

制作まではしなかったのかな?
飛行機
ミュンヘンのドイツ博物館
模型と、ライト兄弟の飛行機(実物) pic.twitter.com/tWY95rFzdg
— たっちゃん (@nekokigi) March 25, 2020
世界初の本格的な有人飛行を成功させたのはアメリカ出身の
ライト兄弟ですね。
1903年12月17日に「ライトフライヤー号」で行われました。
1903年といえば明治36年に当たります。
今から117年前の出来事です。
国友一貫斎
【紙面キリトリ】江戸時代の鳥形飛行機 詳細図見つかる
滋賀県長浜市国友町出身で日本初の反射望遠鏡などを作った江戸時代後期の発明家、国友一貫斎が描いた鳥形飛行機の部品や製作方法などを詳細に記した図面が見つかったと長浜市が発表しました。(28日付滋賀版)#国友一貫斎 #鳥形飛行機 #長浜 pic.twitter.com/jTB0Xq8nfN— 関西にこそニュースがある!! (@Sankei_OHC) March 28, 2020
国友一貫斎(くにともいっかんさい)さんは江戸時代の技術者であり発明家。
1778年に近江国国友村(現在の滋賀県長浜市国友町)で鉄砲鍛冶の家に生まれます。
後に鉄砲鍛冶職を継ぐことになり、様々なものを発明しました。
ずば抜けた才能で一世紀早く生まれた人といわれています。
オランダからの輸入品を参考にし、日本初の空気銃を製作したり
油を自動的に補充する灯明「ねずみ短檠」や鋼製弩弓といった武器。
懐中筆といった筆ペンのようなもの
さらには国産初の反射望遠鏡を完成させ月のクレーターなどの詳細なスケッチを残しています。
阿鼻機流大鳥秘術
日本最古の飛行機の設計図が発見された 江戸時代の科学者・国友一貫斎(1778年~1840年)によるもの
設計図「阿鼻機流 大鳥秘術」
馬に乗った人間が翼を羽ばたかせて飛ぶ構造で「阿鼻機流」はラテン語で小鳥を意味する「avicula」と推測される https://t.co/THFS2FtbHV pic.twitter.com/hndYppV0sa
— バエク⭕ (@wjL6HqWlfiMzZPj) March 27, 2020
国友一貫斎さんが描いた飛行機の設計図は「阿鼻機流大鳥秘術(あびきるおおとりひじゅつ)」
木馬に乗った人間が翼を羽ばたかせて飛ぶ構造で
「阿鼻機流」の語源はラテン語で「小鳥」を意味する「avicula(アビクラ)」だと推測されています。
今回見つかった冊子は10ページで1800年前半に作成されたとみられています。
材質や加工方法などが詳細に書かれていますが、実際に作られたかは不明です。
ただ、残念なことに設計図通りに制作したとしても飛ぶことはできないのだとか。

飛べはしないんだ

いろいろ考えていたんだろうね
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