9月27日の
「ファクトチェック~都市伝説で終わらせない」では
「カズレーザー衝撃!リング貞子のモデル」が
が放送されます。
リングといえばジャパニーズホラーの
金字塔の映画です。
そこに登場する貞子はものすごいインパクトで
のちの映画にも影響を与え、いくつものパロディにも
なっています。
作中で貞子の母親は超能力を披露してマスコミから
バッシングを受けるという出来事がありました。
その超能力者の母親にはモデルがいるそうなのです。
その人は御船千鶴子。
千里眼事件で世間を騒がすこと人になった人です。
どういう人なのか少し調べてみました。

明治時代の人だよね

当時から超能力とかあったの?
貞子
貞子さんは陽キャ#人気者 pic.twitter.com/k57AQEkKY6
— 羽が生えてきそうなR (@ZVafcC4hBG22Zl0) September 20, 2021
貞子は映画リングに出てくるキャラクター。
1998年に公開された映画「リング」は呪いのビデオ
を見たら死ぬという新しい設定と
テレビから登場する貞子で大きな話題となりました。
その強烈なインパクトは日本だけでなく
海外の作品にも大きな影響を与えています。
作品に登場する貞子の母親山村志津子は
超能力者ですが、マスコミなどから手品と非難され
自殺してしまいます。
その山村志津子のモデルと言われているのが
御船千鶴子です。

御船千鶴子
◆国立国会図書館の展示Facebook新着記事◆かつて行われた千里眼(透視)実験。画像は千里眼の持ち主と言われた御船千鶴子です(ミニ電子展示「本の万華鏡」第13回「千里眼事件とその時代」より)。https://t.co/L31A17baAU pic.twitter.com/uknAdHT47I
— 国立国会図書館 NDL (@NDLJP) September 12, 2018
御船千鶴子は1886年に生まれます。
明治19年です。
熊本県で生まれた千鶴子は幼いころから
不思議な能力を持っていたともいわれています。
義理の兄に催眠術で「お前は透視ができる人間だ」
と言われたことで千里眼(透視)の能力を発揮。
なくしたものを探したり、人の体を透視し
病気を当てたりして有名になっていきました。
千里眼事件
千里眼事件(明治末期)を扱った書籍①
★『千里眼實驗』藤教篤、藤原咲平 発行:大日本図書 (1911、明治44年)
★『千里眼事件の眞相』─千里眼受難史─ 著:高橋宮二 発行:人文書院(1933、昭和8年)
★『透視と念寫』著:福来友吉 発行:東京宝文館(1913、大正2年) pic.twitter.com/QdibYWBoAR— 心霊科学博物館 (@JPSA_Museum) September 13, 2019
明治42年、東京帝国大学助教授で心理学者の
福来友吉の元に千鶴子の情報が舞い込みました。
友吉は熊本の千鶴子のもとを訪れ
封筒や箱の中身を当てるという実験を行い
成功したため、友吉は千里眼を信じ
学会へ報告します。
東京で公開実験をすることとなりましたが
大きな話題を呼び、千鶴子は時の人となり
千里眼を持つという人も数多く現れるように
なりました。
しかし千鶴子の実験が「インチキだったのでは?」
という話も沸き上がります。
実験中、千鶴子は部屋に入ることを断り
隣の部屋から覗いても背中越しだったため
対象物がすり替えられたとの疑惑が出たのです。
論争となり熊本に帰った千鶴子は
疑惑が払しょくされぬまま
明治44年に服毒自殺をしてしまいます。
千里眼ブームを呼んだ千鶴子は24歳という
若さで亡くなってしまい
友吉も東京帝大を追われてしまったそうです。


悲しい結末だぅたんだ

千里眼のことははっきりしないまま?
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