ノーベル賞の季節ですね。
ここ数年、毎年のように日本人の研究者の方が受賞されていて
今年もノーベル化学賞を吉野彰さんが受賞されました。
今、日本では吉野さんの話題で持ちきりですが、ある本も話題となっています。
その本は「ロウソクの科学」
吉野さんが小学生の時に担任の女性の先生に勧められ、科学に興味を持つきっかけになったのだとか。
科学の入門書のようなものでしょうか?
この本との出会いがなければ、吉野さんは違う道に進んでいたかもしれないと言っていました。
この「ロウソクの科学」は現在、アマゾンでは在庫切れとなるほど注文が殺到しているそうです。
では、どんな感じの本なのでhそう?
少し調べてみました。

ロウソクでいろいろ実験するの?

ちょっと面白そうだね
吉野彰
ことしのノーベル化学賞の受賞者に、スマートフォンやパソコンなどに広く使われている「リチウムイオン電池」を開発した大手化学メーカー「旭化成」の名誉フェローの吉野彰さん(71)らが選ばれました。https://t.co/HUrId1DHN9 pic.twitter.com/j5tvqxfqHh
— NHKニュース (@nhk_news) October 9, 2019
2019年ノーベル賞の化学賞は吉野彰さん、ウィッティンガムさん、グッドイナフさんの
3人が受賞しました。
受賞理由はリチウムイオン電池の開発で、ウィッティンガムさんが第一号を開発
グッドイナフさんが電池の能力を高めて、吉野さんが電池を安全に使用できるようにしたのです。
このリチウムイオン電池は携帯電話、電気自動車など様々なものに使用され、必要不可欠なものとなっています。
ロウソクの科学
『㊗ノーベル化学賞受賞 吉野彰先生』
吉野先生が子どもの頃に夢中になって読んだ「ロウソクの科学」ほか、関連書籍は4階へ! pic.twitter.com/0UADpdoWb1— 松山店@ジュンク堂書店 (@JUNKU_MATUYAMA) October 10, 2019
この本が出版されたのは1861年。
今から160年ほど前になります。
1860年にイギリスの著名な科学者マイケル・ファラデーがロンドンの王立研究所で
沢山の少年少女や大人に向けた講演をまとめた本なのです。
ファラデーはロウソクを取り出し、皆に向けて話します。
「ロウソクはなぜ燃える?」「空気中には何が?」「燃えた後にできる水」などなど
1本のロウソクを題材に、空気や水といった世界の仕組みや科学の面白さを説いていくのですね。
この本は世界的なベストセラーとなっています。
日本では1933年に初めて翻訳され出版
2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんも小学生の時に読んでいたそうですよ。
マイケル・ファラデー
ファラデーは19世紀に活躍したイギリスの科学者で科学史上、最も影響を及ぼした科学者の1人とされています。
当時、ノーベル賞があったならば5・6回は受賞していてもおかしくないともいわれていますね。
あのアインシュタインもファラデーの絵を部屋に貼っていたそうです。
ファラデーは電磁場の基礎理論を確立し、ベンゼンの発見、モーターの基本原理の確立
ファラデー効果の発見、反磁性の発見など、まだまだ数えきれないほどの功績を残しています。
ロウソクの科学の講演をしたのは69歳の時でした。


160年近く前の本が現在にも影響を与えているってすごいね

それだけファラデーさんがすごい人だったんだろうね
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