1月6日放送の「逆転人生」は岩本悠さん(現島根県教育魅力化特命官)が登場します。
なんでも廃校目前となっていた離島の高校を改革したのだとか。
初めはなかなか協力も得られずに苦労しましたが、地元を巻き込み
「地域が丸ごと学校」というコンセプトを掲げ、学校を躍進させたそうです。
現在は少子化も進んでいますし、生徒数集めるのでも一苦労でしょう。
しかも離島となるとなおさら難しいのではないでしょうか?
そこで岩本悠さんはどのような方法をとったのでしょう?
少し調べてみました。

地域丸ごとということは自然学習とかもあるのかな?

学校もこれから減っていくだろうしね
島根県立隠岐島前高等学校
島根県立隠岐島前高等学校は、全国初の「学校経営補佐官」を設置します https://t.co/5vyy9ScTya pic.twitter.com/5Lbd2Uejjf
— PR TIMESニュース (@PRTIMES_NEWS) March 27, 2019
島根県立隠岐島前高等学校は島根半島の北60キロの日本海に浮かぶ隠岐諸島の島前地域にある海士町に
ある高校です。
海士町の玄関口である菱浦港から本土まではフェリーで2時間30分から3時間ほどかかります。
1955年に分校として設立され、1965年に独立し現在の校名となりました。
隠岐諸島の島前地域では家から通学できる唯一の高校だそうです。
離島出身者には貴重な高校ですが、少子化の影響により島前地域の中学校の卒業生が減り
廃校の危機が迫ってきたのですね。
岩本悠
昨晩は島根県へ。隠岐諸島の海士町にある県立島前高校の魅力化に取り組んだ経験と、公教育の課題、地方における学校の役割について、地域・教育魅力化プラットフォームの岩本悠共同代表からお話を伺いました。島前高校は、海外からも生徒が志願する学校に変化。他の過疎地域でも取組を進めています。 pic.twitter.com/sFJdWxOXsS
— 谷合正明 (@masaaki_taniai) August 26, 2018
岩本悠さんは1979年に東京で生まれます。
学生時代はアジア・アフリカ20ヶ国の地域開発の現場を巡り「流学日記」を出版。
流学日記は4万部以上売り上げ、その印税などでアフガニスタンに学校を建設しました。
大学卒業後はソニーで人材育成や社会貢献事業に携わる傍ら
「ゲンキ地球NET」の代表として途上国の支援活動や学校の開発教育やキャリア教育に
取り組んでいました。
その後、学生の時からの友達に誘われて「AMAワゴン」という企画で海士町に
出張授業に来ます。
そのことが縁となり、2006年に海士町に移住し島前高校の存続に向けて動き出すことに
なりました。
廃校危機からの変革
移住当時、岩本さんは「よそ者」として強い反発を受けたそうです。
島根県出身でも先生でもないので、怪しく思われたのかもしれません。
交流を通じ、徐々に島民とも打ち解けていき「島まるごとが学校」という
コンセプトを掲げ、島前地域以外の学生も集まるように尽力していったのです。
離島の魅力、「隠岐國学習センター」という公立の塾、地域の人たちを先生として呼んだり
地域の街づくりにも参加したりもし魅力ある学校となることを心がけました。
都会にはあるものが離島にはないということを魅力に変え、「島留学」として
日本全国、世界各国からの生徒を募集し島前高校は賑わいを取り戻していったのです。
現在は生徒数も8年間で2倍に、島外出身者の入試倍率も約2倍の人気校となっています。


コンビニなどもないっていうのは今の子には新鮮なのかもしれないね

寮生活もほとんど生徒に任せているんだって
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