ＮＨＫのドキュメンタリー番組「逆転人生」
5月6日の放送では伝説のバンドのボーカルの人の逆転復活劇を特集するそうです。
【解散、事故…そして復活】
伝説のバンド「ROGUE」奥野敦士さん
歌と仲間を取り戻した男の逆転人生にせまります。6（月）夜10:00［総合］https://t.co/8xxF79iUJm
— NHK広報局 (@NHK_PR) 2019年5月4日
その伝説のバンドとは「ROUGE」で1980年代に活躍したバンドです。
元BOØWYの氷室京介さんが認め、Mr.Childrenの桜井和寿さんさんにも影響を与えた
という伝説のバンド。
バンドは一度解散し、再結成しようという時にボーカルの奥野敦士さんが不慮の事故に
あってしまいました。
どういうことなのでしょうか？
少し調べてみました。
スゴイバンドみたいだね
いろいろな人に影響を与えているみたい
ROUGE
群馬県生まれの奥野敦士さんは18歳の時に上京します。
上京後に通っていた音楽の専門学校で香川誠さんと出会い、意気投合。
二人でデビューを目指すことになり、1985年22歳のころに二人が中心となって
結成したバンド「ROGUE」がメジャーデビューを果たすことになりました。
そして1989年には日本武道館の単独ライブで8000人を動員できるほどの人気バンドとなります。
しかし、翌年にはバンドは解散してしまうのです。
理由は奥野さんがソロ活動のほうに頭が向いていたからだとか。
香川さんは自分が好きなROUGEが奪われてしまったと感じ、決別し
お互い新しい道を歩み始めました。
不慮の事故
それから月日がたち。
奥野さんは徐々に仕事が減っていき生活は荒れ毎日のように酒を飲んでいました。
別の場所で香川さんが何気なくつぶやいた一言「ROGUE 一回やろうかな」
酔った勢いや周りの人からの勧めで関係者に連絡、ROGUEの再結成の話が動き出しました。
奥野さんは再結成のために酒を断ち、解体業の仕事を始めすさんだ生活を変えます。
しかし、再結成の電話から4か月後。
2008年に奥野さんは解体の現場で地上7mの屋根からコンクリートの床に
転落してしまったのです。
病院での診断結果は頸椎損傷、胸から下が機能しなくなり完全介護となってしまいました。
再結成
それから厳しいリハビリの生活が始まりました。
車いすに乗れるようになり、大きいリハビリ病院に移った時に思いきり声を出してみました
が、腹筋が使えないので声も出ないし音程も取れなく悲しみのあまり
ボロボロ泣いてしまったそうです。
でも、希望はまだ残っていました。
先生の助言「腹を押せば声が出るんだよ」もあり、シートベルトでぎゅっと腹を締めて
腹筋をコントロールすることで腹式呼吸と同じような声が出るかもしれないと、声の
リハビリに励むことになりました。
事故から2年がたったころ、奥野さんはルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」
をカバーしYoutubeにアップします。
これはファンの人にここまで復活できたと報告するためにも奥野さんがアップしたそうです。
事故から4年後、同情がわくかもしれないからという理由で奥野さんの動画を避けていた
香川さんですが、偶然テレビで「ap bank fes」を見ることになります。
そこに映っていたのは奥野さんの映像とMr.Childrenの桜井さんがコラボしているところ
だったのです。
香川さんはそれを見て「あっ、奥野歌えるじゃん」と思ったそうですよ。
それから香川さんのもとに関口さんから「なにしてるの？兄さん」と連絡がありました。
関口さんは昔ROGUEのライブにきていたお客さんで、障がい者と健常者の
バリアフリーを目指す有限責任事業組合「信誠会」の職務執行者をしています。
「こういうイベントやりたいんだけど、ROGUEで出てくれない？」何回も
連絡を取ってくる関口さんに香川さんも覚悟を決め、2人で奥野さんがいる施設に向かい
再結成の話をしました。
2013年10月、23年ぶりにライブイベント「GBGB2013 G-Beat Gig Box」でROGUE
が再結成されました。
このときはROGUE時代の曲を7曲熱唱！
このイベントは収益で福祉車両を購入して前橋市社会福祉協議会に寄贈することを
目的としたイベントです。
さらに2016年に行われた「GBGB2016」ではROGUE再結成のきっかけとなった
音楽でいろいろなつながりができていたんだね
人生何が起こるかわからないよね
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