ポケベルの愛称で親しまれた「個人向け通信呼び出し」のポケットベルの
サービスが終了するそうです。
90年代にはブームとなり、仕事で使う人や女子高生など公衆電話のキーをたたく人を
見かけたことがある人も多かったでしょう。
その後、携帯電話が普及していきポケベルを使い人は少なくなっていました。
数年前には病院の先生呼び出しなどで使っていたのを見ましたが、今ではそれもなくなったのですかね?
そうそう、ポケベルが流行っていたころにはドラマの題名にもなっていました。
当時の影響力がうかがえますね。
そこでポケベルの終了について少し調べてみました。

公衆電話ですごい速さで打っている人がいたよ

携帯電話が出る前は営業など良く呼び出される人の必需品だったみたいだね
ポケベル
ポケベル きょうでサービス終了 誕生から50年余で姿消す #nhk_news https://t.co/mvgdthc9ZH
— NHKニュース (@nhk_news) September 30, 2019
ポケベルは受信機なんですね。
相手が発信したメッセージを受け取るだけで発信はできません。
発信するときは自宅の電話や公衆電話などを利用したので、列ができたりもしたそうです。
電話から相手のポケベルにメッセージを送るのですが、数字のみでもちろん文字数も少ない。
後にカナ文字も送れるようになりましたが。
そこで語呂合わせで利用されました
「14106」=「アイシテル」
「39-」=「サンキュー」
「0840」=「オハヨー」
「339473」=「鈴木保奈美」などなど。
しかも打った方はちゃんと届いているのか確認できないんですよ。
もしかしたら打ち間違えの誤解で喧嘩とかになった人もいるかもしれません。
暗号用の本も出版されていましたが、友達内での暗号もあったかもしれないですね。
今でいうLINEみたいな感じですが、友達同士、恋人同士などでメッセージを送りあっていたのです。
ポケベルが流行りだしたのが1992年ごろ。
今といっしょで初めは女子高生から始まりました。
1994年ごろにはカナ文字が送れるポケベルが発売されたため、ポケベルの暗号を使っていた期間は
短かったようです。
1995年にはPHSのサービスが開始され、1996年のピークを境にポケベルはすたれていきました。
サービス終了
【約300人が参加】都内で「みんなのポケベル葬」、遺影に「1141064」https://t.co/IwYLGLl9vZ
「1141064」(愛してるよ)と表示されたパネルを遺影に見立て、訪れた人が次々と献花し、頭を下げた。 pic.twitter.com/7gYgikpAL9
— ライブドアニュース (@livedoornews) September 29, 2019
現在、国内でポケベルのサービスを提供しているのは東京テレメッセージだけでした。
そのサービスが30日に終了するのですね。
現在の利用者数は1500人を下回っているとのことです。
日本でポケベルのサービスが開始されたのは1968年。
50年の歴史を持ってポケベルは役目を終えました。
ポケベルが鳴らなくて
1993年には「ポケベルが鳴らなくて」という連続ドラマが放送されています。
出演者は緒形拳さんや裕木奈江さんなど。
しかもドラマと同じ名前の曲、国武万里さんが歌う「ポケベルが鳴らなくて」も50万枚を
超える大ヒットとなりました。
ポケベルの世間への浸透具合がうかがえますね。
僕はポケベルを使ったことがなかったのですが、一時代を築いた物がなくなるという
寂しさを感じます。


そんなに昔からあったんだ

初めのポケベルは呼び出し音が鳴るだけなんだって
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