新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっています。
それにより経済面でも影響を与え、各国で株価が暴落。
3月12日にはアメリカのニューヨークの株式市場が暴落、2352ドル安の
約10パーセントという過去最大の下げ幅を記録しています。
日本でも株価の暴落が起き、スポーツなど各イベントは中止や延期となり
オリンピックも延期という話もちらほら出てきているようです。
収束の時期が見えないこの事態にWHO(世界保健機関)は11日にパンデミックの認識を示しました。
では、パンデミックとは何なのでしょう?少し調べてみました。

世界中に広がっているってことだっけ?

そんな感じだと思うけど
パンデミック
【WHO 制御可能なパンデミック】https://t.co/Gj9E9spJB5
世界保健機関(WHO)は12日、新型コロナウイルスの感染拡大について、各国が対応策を強化すれば「制御可能なパンデミック」だという見解を示した。感染拡大阻止の取り組みを諦めてはならないと指摘。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 12, 2020
パンデミックとはギリシア語のパンデミアが語源で、パン(すべて)デモ(人々)を
合わせた言葉です。
世界中に感染する可能性がある病気が大規模に流行した状態を指します。
実はコロナウイルスからの感染でも2002年のSARSや2012年のMERSでは
パンデミックという言葉は出ませんでした。
WHOの規定では「パンデミック」はインフルエンザのみに使用されるもので
今回も宣言はされていませんが、それほど事態が深刻ということなのでしょう。
スペインかぜ
「口蓋(マスク)の馬鹿値上」約100年前、国内で約39万人もの死者が出たとされる「スペイン風邪」が流行した時代の東京日日新聞の見出しです。現在の #新型コロナ 流行と通じるものは何か振り返ります。https://t.co/SPC3xNehXk
— 毎日新聞 (@mainichi) March 11, 2020
過去に世界的に大流行した病気でスペインかぜと呼ばれるインフルエンザは有名です。
スペインかぜは約100年前の1918年から1919年にかけて世界中で大流行し
全世界で4000万人から一億人が亡くなったといわれています。
日本は大正時代でしたが、約39万人が亡くなったそうです。
当時は第一次世界大戦中で情報公開が遅れたことも広がる要因の一ついなったようですね。
ちなみにスペインかぜはアメリカで発生していますが、戦時中で
スペインが中立国だったため、大きく報道されこの名前が付けられたのだとか。
新型インフルエンザでのパンデミック宣言への批判
2009年、新型インフルエンザが流行った時もWHOはパンデミックを宣言しました。
そのときにWHOは批判を受けたのです。
それは新型インフルエンザが普通のインフルエンザと大差がなかったから
脅威をあおりすぎているととくにヨーロッパの政治家の人たちに非難されました。
そこにはWHOの顧問専門家達が製薬企業と密な関係を持ちながら
WHOのパンデミック対策や、パンデミック宣言に強い影響力を持ったことが上げられていました。
今回、WHOは逆にパンデミックへの言及が遅かったと非難されています。
中国への配慮があったといわれていますが、過去の批判による影響も少しあったのかもしれませんね。


だいぶ深刻になっているね

オリンピックもどうなるか
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