9月10日の「ブラタモリ」では
「恐山~なぜ恐山で死者に会えると思うのか?~」が
放送されます。
タモリさん一行が今回向かう場所は青森県の恐山。
日本3大霊場の一つと言われています。
「なぜ恐山で死者に会えると思うのか?」が
お題なのだそうです。
恐山といえば口寄せをするイタコが
思い浮かびませんか?
でも、イタコは普段は恐山にいないのだそうです。
今はイタコも高齢化が進み消滅の
危機なのだとか。
どういうことなのでしょう?
少し調べてみました。

イタコ

漫画とかで見ることがあるね
恐山
青森県で行ったところ
・恐山菩提寺
関東、東北に多く寺を開いた慈覚大師円仁が、862年に創建。
カルデラ湖の宇曽利湖を8峰の山が取り巻く事から、蓮華に例えられ、火山ガスが噴き出している一帯が地獄、湖畔の白洲が天国とされる。
まさに、霊山にふさわしい佇まい。霊界と現世の仲介を行うイタコ pic.twitter.com/Me4LS6iyTv— ぎんりん(7/2自転車日本一周開始) (@fgjjbvkk) September 6, 2022
恐山(おそれざん)は青森県の東部の
下北半島の中央部にあります。
ただ、恐山という山はなく
宇曽利湖を囲む、釜臥山・大尽山・小尽山・北国山・屏風山・剣の山
地蔵山・鶏頭山の八峰を総称して恐山と呼ぶのだそうです。
比叡山、高野山と恐山で三大霊場と呼ばれてています。
恐山はとてもきれいな場所でパワースポットとしても
知られていて、観光客も多いですが
「あの世に最も近い場所」ということで慰霊に
訪れる人も多いです。
イタコ
【ビデオテーク新番組のお知らせ】
海外の映画祭で受賞した「津軽のカミサマ」を含む4番組を公開。1990年代に撮影された貴重な記録をぜひご覧ください。■7117『津軽のカミサマ』
■7119『霊場恐山』
■7120『恐山のイタコたち』
■7159『津軽イタコ 工藤タキ』https://t.co/3RHuf5dcPt pic.twitter.com/j3SYEZ9YEz— 国立民族学博物館 (@MINPAKUofficial) November 16, 2021
イタコとは東北地方北部にいる
口寄せをする巫女の事です。
口寄せで死者の霊を降ろすイタコを
知っている人は多いでしょう。
イタコの起源は江戸時代までさかのぼり
山伏の妻が力を身に着け、弟子に
伝承をつないできたそうです。
ちなみに恐山でイタコの口寄せが行われるようになったのは
戦後からで期間は「大祭典」と「秋祭典」の期間のみ。
普段イタコの人たちは八戸などで暮らしていて
地元の中で活動しているのですね。
消滅の危機?
青森 恐山の最後のイタコさん
松田広子さんに死ぬまでに一度会ってみたい!今一番会いたい人!空にいる、おばあちゃんと話して欲しいな〜👵#松田広子さん#イタコさん#青森#恐山 pic.twitter.com/iqmWuQEW91
— なか爺さん (@maimainakaji) October 17, 2021
現在イタコの世界では高齢化が進んでいます。
明治時代初期の最盛期にはイタコは
500人ほどいたそうですが
2019年には青森県内で活動しているイタコは6人になり
現役のイタコで最年少の最後のイタコと呼ばれる
松田広子さんも50歳。
イタコが減少した理由は
衛生環境が良くなったこともあるそうです。
昭和の初めまでは東北地方の衛生は良くなく
伝染病が蔓延し、子供がはしかで失明することもありました。
子供の時に失明した女の子が付く職業の一つがイタコで
男の子は津軽三味線奏者だったそうです。
しかし、衛生環境もよくなり
失明する人は劇的に減少。
イタコは盲目でその術を弟子に口で伝えるため
その術を記した秘伝書みたいなものがなく
もしイタコが途絶えると2度と
再現できなくなるかもしれないとか。
イタコの数を急に増やすことは難しいともいますが
どうにか途絶えないで文化として残ってほしいですね。


難しい問題だよね

他でも後継ぎ問題とかあるもんね
コメント