7月2日放送の「ナゼそこ?」では「石川県の超山奥に住み着いた謎の秘境人」が放送されます。
なんでも石川県の人口がゼロになった限界集落に引っ越した秘境人がいるそうです。
妻と別居してまで高齢の母とともに移り住んだそうです。
そこは日本有数の豪雪地帯でもあり、苦労は絶えません。
他に人がいないというだけでも不便ということがわかるのに雪まで。
この限界集落とは石川県加賀市山中温泉大土(おおづち)町。
住民はなんと2人しかいません。
引っ越してきた66歳の二枚田昇さんとお母さん。
では、なぜここに引っ越したのでしょう?少し調べてみました。

不便そうだねえ

自然は豊かだろうけど
石川県加賀市山中温泉大土町
ミニチュアの世界みたいだ。
山奥にぽつんと切り開かれた村。
自然の中での生き方は、生存と重なる部分が大きく、この智と技を継承していく必要がある。
山に住め!生活を編め!
さあ、生命を自然に還るのだ。#大土村 #大土町 #大土 #加賀 #加賀市 #限界集落 #山 #山の生活 #自然 pic.twitter.com/ijtkXh97dv— Kohei Satake (@satakohei) June 6, 2020
山奥にある大土町。
JR加賀温泉駅からは約20キロ車で約35分、最寄りのバス停へは約13キロ車で約20分かかるそうです。
石川県加賀市の最奥地と呼ばれ、自然にあふれています。
この集落は平家の落人が逃げ込んだことから歴史が始まったといわれているそうです。
1937年に集落を全焼する火災に見舞われましたが、再建され昭和の街が残り
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
かつては製炭業で栄え最盛期には人口も300人ほどいましたが、過疎化が進んでいき人はいなくなりました。

二枚田昇
二枚田昇さんは大土町の出身です。
二枚田さんの一家も38年ほど前に山を離れ、山代温泉に近い団地で生活していました。
しかし、50歳ごろから大土の自然や古い民家が残るたたずまい、山里の暮らしを将来に残したいと考え
ほぼ毎日のように大土へ通っていたのです。
冬場もカンジキを履き、1時間半の山道を登り他人の家の屋根の雪を下ろしたりもしていました。
引越し
二枚田さんは63歳のころに再び山に戻る決意をします。
高齢のお母さんも一緒です。
現在は国際ボランティア団体「NICE」を通じ世界中から大土に若者が訪れています。
二枚田さんが最低限の指示を出し、若者達は築80年の古民家に宿泊しながら
畑や棚田の手入れ、集落の草刈りなどに取り組み
仕事が終わると順番にドラム缶の五右衛門風呂に入り、夜は酒を飲みながら語りつくす。
大土町は県外の若者や外国人が集まる憩いの場となっているのですね。
二枚田さんも集落の活性化を願っています。


すごい体験ができそうだね

故郷がなくなっていくのはさみしいもんね
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