10月6日の「ザ!世界仰天ニュース4時間SP」では「渋谷ガス爆発…温泉施設ずさんな安全対策の真実」
が放送されます。
この事故は2007年に東京の渋谷で起きました。
会員制温泉施設松濤温泉シエスパ。
利用は18歳以上の女性に限られていて、地下1階地上8階の建物に温泉やサウナ
飲食店などがそろった総合スパ施設でした。
開業当初は渋谷初の温泉と話題となり、コラボ企画などが行われましたが
2006年に開業し、翌年に爆発事故を起こしたため閉館となっています。
どのような事故だったのでしょう?少し調べてみました。

温泉が爆発?

ガスか何かかな?
爆発事故
事故から、車椅子生活になってから今日で6年!渋谷シエスパ本館も、爆発した別館もそのままでした。今日も明日も明後日も一日一日大切に生きていく〜 広がれ繋がれココロのバリアフリー♩ pic.twitter.com/EzhdtdL95X
— ココロのバリアフリー計画 (@heartbfree) June 19, 2013
2007年6月19日「松濤温泉シエスパ」の別連で大爆発が起きました。
別棟が骨組みだけを残して全壊、市周辺のビルや住宅でも爆風によりガラスが割れたり
屋根瓦が飛ばされるなどの被害を受けています。
別棟には従業員の休憩室やロッカールームがあり、その地下で大爆発が起きたのです。
休憩時間に爆発が起こり、入り口にいた従業員3名が爆風により全身を打つなどで亡くなり
奥にいた女性と床に座っていた女性が重傷を負い
通行人の男性も大けがを負っています。
原因は?
爆発の原因は何だったのでしょう?
別棟の地下一階には温泉をくみ上げるポンプがありました。
温泉をくみ上げた際に一緒に噴出する天然ガスが施設にたまり
そこに火がついたため大爆発を引き起こしたのです。
現場は南関東ガス田と呼ばれるメタンガスの多い地域。
施設建設前に調査会社が温泉掘削の井戸の入り口で2.5%程度の天然ガスを計測していて
すぐに引火する危険性がないはないが、密閉した空間に充満すれば引火の危険性があると指摘されていました。
施設には温泉から天然ガスを分離する装置が設置されていましたが
天然ガスを屋外に排出するためのU字状の排気管が結露した水で塞がれ天然ガスが
逆流し室内に充満したのです。
排気管は結露を防ぐために定期的な水抜きが不可欠でしたが
施工会社が施設運営会社にその必要性を説明していませんでした。
さらに施設運営会社も周辺住民に約束していたガス検知器の設置を
施設が開業してからも怠っていたため、ガスが充満していることがわからなく
爆発が起きてしまったのです。
池田君江
大好きなフレンチ「ペタル ドゥ サクラ」で大好きな池田君江さん、克明さん、小西ユカリさんとディナー。君江さんが理事長を務める「NPO法人 ココロのバリアフリー計画」を応援しています。 pic.twitter.com/3BSvjoIHD1
— 小松成美 (@komatsu_narumi) January 9, 2017
池田君江さんは爆発事故で重傷を負った従業員の一人です。
事故が起きたのは働き始めて一週間後のことでした。
休憩室で昼食を食べようとしたとき、爆発により体をロッカーにたたきつけられます。
池田さんは脊髄を損傷し、全身15か所を骨折という大けがを負ってしまい
歩けなくなり、車いす生活になってしまったのです。
その後、池田さんは「心のバリアフリー」を目指し
2013年にNPO法人「ココロのバリアフリー計画」を立ち上げ
2015年には「バリアフリー・フィルム・パートナーズ」を立ち上げています。


ちゃんと点検や設置をしていたら事故は起きなかったんだろうね

何でも甘く見ちゃダメなんだよね
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