7月16日放送の「直撃!シンソウ坂上」では「崖っぷちから奇跡の生還SP」が放送されます。
この中で女性4人が沖に流され海で16時間漂流した話しが出てくるそうです。
16時間もの長い間、どうやって生きのびたのでしょうか?
なにかにつかまっていたとか?
どのようなことが起きていたのでしょう?
少し調べてみました。

16時間も泳げないしね

なんだろう?
沖縄の海
事故は2011年9月に起きます。
石垣市在住の女性4人が石垣島の海に来ました。
浜辺で遊ぶくらいならとシュノーケリングを始めます。
当日は、波浪注意報が出ていて波が高かったため遊泳注意の看板が出ていたそうです。
しかし、海に入ってわずか3分ほどで4人は強い離岸流によって沖まで流されてしまいました。
離岸流(りがんりゅう)とは岸から沖へ流れる強い海水の流れのことです。
この流れはとても強いため、逆らって泳ぐのはオリンピック選手でも困難なのだとか。
沖まで流された4人。
日も沈み、あきらめかけていた時にある漂流物によって救われることになるのです。
発泡スチロール
それは海面にごみとして浮かんでいた30センチ四方の発泡スチロールでした。
現場海域は流れのぶつかる潮目でたくさんの漂流物がうかんでいたのですね。
4人は救命胴衣を着用しておらず、腕を組むなどして横一列になって体を支え合い
真ん中の2人が約30㌢四方の大きさの発砲スチロールにつかまりながら救助を待ち続けたそうです。
シュノーケルとマスクを着けていたこともよかったのではないでしょうか
一人での漂流じゃなかったことも大きいと思われます。
みんなで励ましあうことができますし。
漂流から16時間後、海外を散歩していた住人が助けを求める声を聞き消防に連絡。
消防隊員が200メートル先で漂流していた4人を救助
4人は衰弱していましたが、けがはなく命にも別状はありませんでした。

橋北中学校水難事件
過去には離岸流が原因と思われる悲惨な事故も起こっています。
1955年7月、当時は学校にプールもあまりなく海で水泳の授業をしている学校もありました。
場所は三重県津市の中河原海岸。
中学校が夏の水泳講習を実施し、当日は200名の女子生徒が参加したそうです。
海に入ってから数分後、100名ほどの女子生徒が自由を奪われおぼれ始めます。
気付いた教師や水泳部員、海水浴客が懸命に救助に当たりましたが
36人が亡くなるという痛ましい事故となってしまいました。
この事故も離岸流が原因ではと言われています。


離岸流って怖いね

海岸と平行に泳ぎ、抜けることが大事らしいよ
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