6月16日放送の「世界の何だコレ!?ミステリーSP」では
「気になるナゾ現場直撃&何だコレ映像祭り」が
放送されます。
その中で「今年騒然!農家が不意に国境かえちゃった事件」というものが
あるようです。
その事件は2021年5月に話題になったのだとか。
つい最近の出来事のようですね。
ベルギーの農家がうっかりと国土を拡大してしまったのだそうです。
どういうことなのでしょう?
少し調べてみました。

国土を拡大?

侵略ではないよね?
ベルギーとフランス
「フランダースの犬」の舞台としても有名なベルギーの都市アントワープ。
まず驚くのは、まるで宮殿のようなアントワープ中央駅の美しさ。
しかも、駅構内にはカフェがあり、ベルギーの郷土料理などが楽しめます。
(豪華な造りにもかかわらず、意外とリーズナブルでおすすめです◎)#ベルギー pic.twitter.com/avVi6s5uJi— Tsuchihashi Minako|ライター (@tsuchi_writing) June 12, 2021
1820年、フランス復古王政とネーデルラント連合王国の間で
コルトレイク条約が結ばれました。
この条約により、2か国間での国境線が決まり
ベルギー王国が独立した後はそのままベルギーとフランスの国境線となり
国境には境界石が設置されています。
国境に関する議論が必要な場合はのフランス・ベルギー国境画定委員会が
開かれますが、1930年以降開かれていません。
農家が国土を拡大
こんな石ころがベルギーとフランスの国境を示すだなんてね…そりゃあ農家さんもこんなの動かしちゃうでしょ。
結果→ベルギーの国土が2m広がった pic.twitter.com/gAt9Ps1LuI— くるまイチ (@Kurmaichi) May 5, 2021
2021年5月、フランスのブジニー=シュル=ロック村とベルギーのエルクリンヌ村の
境界で問題が起こりました。
ベルギーに住む農家がトラクターで移動中
境界石が邪魔となり、ずらしたのですね。
そのためベルギーの国土は拡大、フランスの国土は縮小してしまいました。
境界石を2メートルほどフランスのほうへ動かし
それを歴史愛好家の男性が散歩中に発見したのですね。
フランスの反応は?
領土問題といえば、大問題です。
フランスとベルギーの間でも問題になったのでしょうか?
ただ、今回は外交問題にはならずに面白がっているところがあるようで
エルクリンヌの村長が「自分の村は大きくなってうれしいが、ブジニー=シュル=ロック村の
村長はおもしろくなかったようだ」などと笑いながら答えています。
ベルギーの地元当局は農家の男性に境界石をもとの場所に戻すように
要請するみたいで
男性が応じなければ刑事訴追されるか、1930年以来のフランス・ベルギー国境画定委員会を
開く羽目になることもあり得るのだそうです。


勝手に動かしちゃねえ

歴史愛好家の人も良く気付いたね
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