2月21日の「逆転人生」では
「地域で防災力UP!西日本豪雨逃げ遅れゼロ」が
放送されます。
2018年、西日本豪雨が起きました。
岡山県総社市の下原地区の集落でも大規模な水害が発生。
工場が爆発事故を起こし、パニックになったりもしましたが
住民たちは深夜のうちに避難を完了。
一人の犠牲も出なかったのです。
この地区は地域を巻き込み避難訓練を行い
防災力を高めてきていました。
さらに突然の災害から身を守る「避難スイッチ」と
言うものもあるらしいのですが、どういうものなのでしょう?
すこし調べてみました。

スムーズに避難できたの?

避難スイッチって何?
西日本豪雨
2018年7月、末政川の堤防が決壊し、浸水した岡山県倉敷市真備町地区。今年6月には堤防が築かれていた(撮影・宮野翔平)https://t.co/0ZOQ6oOuTO#西日本豪雨 #空撮 pic.twitter.com/D2KQLxc7zx
— 共同通信写真部 (@kyodo_photo) July 6, 2019
西日本豪雨は2018年の6月終わりから7月初めごろに起きた
集中豪雨です。
合計11府県で大雨特別警報が発表され
各地で河川の氾濫や土砂災害が起き
死者数が200人を超えるなど甚大な被害が出ました。
岡山県も戦後最大級の水害をもたらし
死者61人、住宅全半壊計8195棟、床上・床下浸水計7058棟
という非常に大きな被害が出ています。
岡山県総社市下原
[朝日]岡山・総社の工場が爆発 「二次爆発」の恐れで避難指示 https://t.co/K0hUuUZApr 6日午後11時30分ごろ、岡山県総社市下原のアルミ工場「朝日アルミ産業」が爆発し、火災が起きた。県警や市消防本部によると、周辺の民家など4棟に延焼したほか、爆風で民家の窓ガラスが割れた。少なくと… pic.twitter.com/uxX0xpRUjA
— ニュース速報(一般紙系) (@FastNewsJP_) July 7, 2018
総社市(そうじゃし)は岡山県中南部にある市で
人口は約7万人。
緑豊かな市で
「全国屈指の福祉文化先駆都市」を
目指しているそうです。
西日本豪雨の時、総社市下原には110戸350人ほどが
住んでいました。
豪雨により水が入り込み地区内のアルミ工場が
爆発し、河川が氾濫して2メートル以上の浸水も
起きましたが、地区で犠牲者は出なかったのです。
避難訓練して避難スイッチも工夫
今日は総社市の防災訓練⛑
……去年の災害のとき、工場爆発があったにも関わらず犠牲者ゼロだった下原地区では、夜でもちゃんと避難できるように地区の防災訓練をしてたんだって……🌔
だから今年は市の防災訓練を、暗くなってから開催したんだ。
災害って、時間を選んでくれないもんね💦 pic.twitter.com/uQJ52vqWvZ— チュッピー【公式】 (@chuppy_sj) November 24, 2019
下原地区は大きな災害にもかかわらず犠牲者をゼロに
抑えることができました。
そこには地域一丸となり、避難訓練を続けてきた成果が
あったのです。
下原地区ではたびたび水害にあい、明治時代には
30人以上もの人がなくなる洪水も起きていました。
2012年、東日本大震災の翌年に自主防災組織を
結成します。
震災が他人事とは思えなかったのですね。
そこから避難路を整備。
避難するときの班を7班に分け、世帯人数、要支援者などの
チェックリストを作り避難訓練を毎年実施。
夜間に行ったり、車いすを使った訓練も行い
地域と行政のつながりも作っていきました。
こういう避難訓練の成果もあり
西日本豪雨の時も深夜にもかかわらず、河川が決壊する前に
全員避難することができたのです。
「避難スイッチ」とは地域住民自らが避難を判断する手法。
この避難スイッチも工夫して、避難のタイミングを決めていたので
速やかに非難が実行できたのでしょうね。


避難訓練は大事だね

毎年のように豪雨も起きているしね
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