6月17日には「世界の何だコレ!?ミステリーSP」が放送されます。
その中で「高度1万mで絶体絶命!旅客機を包んだ「謎の光」…263名を襲った怪現象」も
放送されるようです。
高度1万メートルの旅客機を謎の光が包み、その後も旅客機は不思議な現象にあい
エンジンも停止してしまったそうです。
この事件とは1982年に起きた「ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故」
では、謎の光とは何だったのでしょう?少し調べてみました。

霊とかじゃないよね?

なんかのエネルギー?
ブリティッシュ・エアウェイズ9便
1982年の今日(6/24):ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故。 #80年代 pic.twitter.com/BWadlXp0jg
— マイケル上大岡* (@cue80s) June 23, 2015
1982年6月24日、ブリティッシュ・エアウェイズ9便のボーイング747は乗客248人、乗員15人を乗せ
イギリス・ロンドンのヒースロー空港を出発し、経由地のマレーシアクアラルンプールから
次の経由地オーストラリアのパースへ向かっていました。
インドネシアの首都ジャカルタ上空を高度約11300メートルを飛行中に異変が起きます。
エンジン停止
米空軍のKC-10のパイロットたちが雷雲の中を飛行中に「セントエルモの火」(St Elmo’s Fire)と呼ばれる気象現象を体験しました。(U.S. Dept of Defense 公式ツイッターより)https://t.co/qyrcbOnzAr pic.twitter.com/lozoK2WifR
— 在日米軍司令部(USFJ) (@USFJ_J) April 5, 2017
飛行中飛行機の前方がかすんで見えたのでレーダーを確認しますが、雲は映っていません。
その後、エンジンを不気味な光が包み「セントエルモの火」という放電現象が確認されます。
セントエルモの火は雷雲に遭遇した時に出る現象ですが、レーダーには反応がありません。
それからエンジンに異常が発生し、機内には硫黄臭の煙が立ち込めます。
見る見るうちに4基のエンジンはすべて停止してしまいました。
機長たちはエンジンの再始動を試しますが、うまく動かなく機体はグライダーのように滑走し
降下していきました。
機長が海への着水も考え始めていた高度3400メートル付近でエンジンの再起動に成功。
エンジンは再起動したもののコックピットのガラスはほぼ何も見えない状態となっていましたが
隅から確認しながらハリム・ペルダナクスマ国際空港へ無事着陸、けが人はいませんでした。
原因は?
この事故の原因は火山の噴火にありました。
インドネシアのジャワ島のガルングン山が噴火していて、噴煙が上空まで舞い上がっていたのです。
気象レーダーでは火山の噴煙は感知できず、中に入ってしまったためエンジンの排気管が詰まってしまい停止
高度が下がったときに噴煙から抜け、エンジンの火山灰がはがれたことにより再び動き出したのですね。
この事故により航空路の火山の噴煙対策が本格化したそうです。

火山の噴煙の中に入ってしまったんだ

夜だったからわかりにくかったのかな
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