ファミリーヒストリー。
いろいろな人のルーツを調べて自分を見つめなおすドキュメンタリー番組です。
9月16日放送の「ファミリーヒストリー」に登場するのは俳優の中村梅雀さん。
お父さんは「遠山の金さん」などで活躍した中村梅之助さん。
お祖父さんの中村翫右衛門さんも戦前から戦後にかけて活躍した名優なのだそうです。
代々続く歌舞伎役者の家系なんですね。
お祖父さんの中村翫右衛門さんは戦後まもなく事件に巻き込まれたのだとか。
どういう事件だったのでしょう?
少し調べてみました。

戦後って混乱期っていうイメージがあるけど

何の事件なの??
中村梅雀
生年月日 1955年12月12日
出身地 東京都武蔵野市
身長 168cm
所属事務所 土屋企画
1965年、9歳の時に初舞台を踏みます、その時は太刀持ち役で初代中村まなぶを名乗っていました。
桐朋学園短期大学部演劇コースを経て、1980年、24歳の時に劇団前進座に入座(2012年に退団)します。
12月の12月歌舞伎座公演で二代目中村梅雀を襲名しました。
歌舞伎役者の家計出身でありながら、映画やテレビドラマにも積極的に出演。
1995年の大河ドラマ「八代将軍吉宗」では徳川家重役で一気に知名度が上がりました。
NHK朝の連続テレビ小説にも「てるてる家族」「つばさ」などに出演。
「赤かぶ検事奮戦記」の柊茂役や「信濃のコロンボ事件ファイル」の竹村岩男警部役など
当たり役も多数持っています。
中村梅雀さんは12歳でベースを始め、ベーシストの顔も持っているのです。
CDも出しているし、作曲もしているそうですよ。
中村梅之助
中村梅雀さんのお父さんの中村梅之助さんは1930年生まれ。
戦前にも子役として活動していました。
1985年のNHKの時代劇「真田太平記」では梅雀さんと役の上でも親子を演じ
親子共演をは親子共演を果たしていますね。
梅之助さんといえば、1970年から始まった「遠山の金さん捕物帳」や「伝七捕物帳」などが有名です。
この「伝七捕物帳」、HNKBSプレミアムで2016年にリメイクされ
中村梅雀さんが主演を務めました。
赤平事件
事件が起きたのは1952年(昭和27年)のことです
占領下の日本ではマッカーサー元帥のレッド・パージが広がっていて
戦後ということで血なまぐさい事件が続いていた時期でした。
レッド・パージとは赤狩りのこと、日本共産党員やその支持者の人々を解雇してたりしたのですね。
梅雀さんのお祖父さん、中村翫右衛門さんがいた劇団前進座も共産党員や支持者が多いということで
目を付けられ、東京の大きな舞台では芝居ができなくなっていたそうです。
昭和27年、中村翫右衛門さんを座長とする30人程が北海道に興行にやってきます。
しかし会場として押さえていた小学校の体育館が妨害により当日になって、使えなくなったのです。
学校の体育館が会場ということで子供たちが鍵を勝手に開け、場所取りをしていたりして
会場はいっぱいだったそうですよ。
その会場で前進座一行が上演中止のあいさつをしたため、家宅侵入罪として一部を逮捕。
責任者として中村翫右衛門さんにも逮捕状が出ました。
その後、翫右衛門さんは地下に潜みながらも舞台には出演。
やむなく中国へ亡命という形になったそうです。


そんな事件があったんだね

戦後の占領期だしいろいろあったんだろうね
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