5月17日の「ザ!世界仰天ニュース」では
「超有名人の事件SP」が放送されます。
小学5年生で株の取引を始め
高校生で1000万円を稼ぐようになり
22歳で投資顧問会社を起業。
23歳のときには数十億円を動かすようになっていた男中江滋樹。
兜町の風雲児とも呼ばれていたほどの人でしたが
2020年、6畳一間のアパートの焼け跡から遺体で発見されました。
毎晩銀座の高級クラブで豪遊していたほどの人に
何があったのでしょう?
すこし調べてみました。

お金持ちなのに6畳一間?

お金が無くなっていたのかな?
中江滋樹
比嘉満広『兜町の風雲児』
見るからに怪しい髭男、中江滋樹。稀代の相場師であり巨額のマネーを動かしてきた男は、昨年2月、葛飾区の木造アパートで死んだ…
株を操作し、金を集めて成り上がる。そんな時代があったとは、ネット証券主流の今では信じられない。 pic.twitter.com/JiyYuApnLn
— ぱんだまん (@pandaniniter) January 24, 2021
中江滋樹(なかえしげき)は1954年生まれで滋賀県出身。
父親が証券会社勤務だったこともあり
小学生から投資に興味を持ち始め、中学生のころには
株式のチャートも自分で作成していました。
高校は彦根市内の滋賀県有数の進学校滋賀県立彦根東高等学校に
進学。
高校生の時から株取引をしていて
学校では短波放送のラジオで株式市場の専門番組を聞いていて
休み時間には公衆電話で株の売買注文。
1000万円以上を稼いでいたそうです。
現在はネットなど簡単に売買できるのですが
当時はネットも携帯電話もなく、今みたいに環境が
整っていなかったので高校生で株式取引をしている人は
ほとんどいなかったと思われます。
高校卒業後は神戸大学に進学しますが
途中で愛知県の投資顧問会社三愛経済研究所に就職。
数年働いて独立をしました。
投資ジャーナル
投資で老後の資金を稼げって、投資失敗したらどないしろってのよ。投資を騙った詐欺が増えるのも目に見えてる。昭和の有名な詐欺事件を演じた会社名が「投資ジャーナル」だったの忘れてないぞ。 pic.twitter.com/px5TS8kyNB
— 六伍壱 / 651 #NBAフライデー (@ALLROUNDMAGIC) May 7, 2022
1978年、中江は24歳で上京し投資ジャーナル社を
設立します。
数学が得意だった中江は統計学的な手法を使い値上がり株を探し
会員向けの情報レポートはよく当たると評判になりました。
中江は全国紙で「顧客3000人、運用する資金は数百億円」と
報じられ「兜町の風雲児」と呼ばれるようになっていき
毎日1000万円を持ち銀座に飲みに行っていたのだとか。
人脈を広げ、資金を集めていましたが転落の時が
訪れます。
逮捕
1985年6月、中江は詐欺容疑で逮捕されます。
「10倍融資」というキャッチフレーズで証券市場で
7600人余りの投資家から金を集め
580億円をだまし取ったとされる事件です。
ある化学メーカーの株に狙いを付けましたが株価は上がらず
「中江の扱う株は危険だ」という噂が流れ
他に買っていた株も暴落し顧客にお金を返すことができなくなり
違法に資金を集めたとして詐欺の疑いで警視庁に逮捕されたのですね。
中江は懲役6年の実刑判決を受け
兜町でも名前は忘れ去られていきました。
出所後は海外で暮らしたり実家に戻ったりして
放火未遂の現行犯で逮捕されたこともありました。
そして2020年、6畳一間のアパートで火事で亡くなったのです。
その部屋には手書きの最近の株価チャートもあったのだとか。


再起しようとしていたのかな?

株を忘れられなかったのかも
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