11月25日放送の「逆天人生」
今回は「現役社員が語る!内部通報の悪夢 上司たちとの1000日戦争」が
放送されます。
今回の主役は大手精密機器メーカーオリンパスに勤める濱田正晴さん。
濱田正晴さんは「秘密は厳守され、不利益を受けない」という会社の規定を信じ
内部通報を行います。
しかし、そのことが上司に明かされ、左遷やパワハラを受けることになったのです。
その後は会社や上司を訴えることになりますが。
どうなったのでしょう?
少し調べてみました。

怖いね

守られないの?
濱田正晴
<オリンパス内部通報訴訟が和解>内部通報をしたところ不当な配置転換をされたとして会社を訴えた裁判が本日、和解しました。原告の濱田正晴さん「会社と仲直りできて本当によかった」。https://t.co/sYBWS1LmIM pic.twitter.com/vu0YtjaK8u
— 弁護士ドットコムニュース (@bengo4topics) February 18, 2016
濱田正晴さんは1960年生まれの兵庫県出身。
国立津山工業高等専門学校機械工学科を卒業した後、1981年に日立電子株式会社に入社します。
1985年1月から中途採用でオリンパス光学工業株式会社に入社。
2007年、濱田正晴さんは超音波非破壊検査システムの営業チームリーダーを務めていました。
その時、上司が重要顧客の特殊鋼会社から社員を引き抜こうとしていたのです。
不正競争防止法違反の疑いがあり、会社の信頼を失うことになるかもしれないということで
コンプライアンス室に内部通報することにしたのですね。
左遷
濱田正晴さんは会社を想い内部通報しました。
しかし、コンプライアンス室長は内部通報の回答書を社内メールで返信してきたさい
上司や人事部長までメールを送り、通報したことが漏洩してしまったのです。
その結果濱田さんは上司ににらまれ、「部長付」という閑職に左遷され
何度も全く経験のない部署に配転を命じられ、無意味な仕事を強制されたりもしました。
密室で上司に恫喝されたこともあったのだとか。
そこで2008年2月、配転の無効と損害賠償を求め会社と上司を提訴しました。
裁判
第一審の東京地裁では会社に権利乱用はなかったと判断し請求を棄却されましたが
第二審の東京高裁で請求を棄却した一審判決を変更、配転は無効として会社と上司に
220万円の支払いを命じ、判決が確定しました。
しかし処遇は一向に改善されず、子会社への転籍や出向を打診されるばかり。
そのため再度会社を訴え、2016年に会社が解決金を支払い、名誉回復のために和解調書を公開する
という内容で和解が成立しています。
今は濱田さんも会社のコンプライアンス意識や風通しが良くなってきたと感じているそうです。


そんなことされたらだれも通報なんてしないよ

社会の状況も変わっていたらいいんだけどね
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