毎年毎年信じられないような事件が起こっています。
「事実は小説より奇なり」という言葉もわかるような気がしますね。
11月5日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」では「殺害された“素敵な母”二転三転の大事件」が
放送されます。
この事件は障がいを抱えた娘とその娘を検診に介護する母の話。
二人はハリケーン・カトリーナで被災し避難所にいたところ
取材に来た新聞記者に報道され、全国に知りわたり
援助などが来るようになりました。
しかし、それから10年後。
母は殺害され、娘は行方不明になってしまったそうです。
何が起きていたのでしょう?少し調べてみました。

何が起きたの??

誘拐された?
ジプシー・ブランチャード
2005年、ハリケーン・カトリーナがアメリカを襲います。
娘のジプシー・ブランチャードと母親のディーディー・ ブランチャードも
カトリーナの被害にあい、避難所に逃げ込みました。
そこで2人の姿を見たメディアが全米に報道し全国的に知れ渡るようになるのです。
ジプシーの両親はジプシーが生まれる前に離婚し、母親のディーディーが親権を持っていました。
ジプシーは幼い頃から白血病や筋ジストロフィーやぜんそくにかかっていて
髪は抜け落ちていて車いすで生活をしています。
さらに体が病弱なため、学校に通うのもやめ、食事は固形物が食べられないため流動食を与えられていました。
ブランチャード母娘は「病気の娘と寄り添う母」としてマスコミに取り上げられ
慈善団体などから寄付が届くようになります。
しかし、2015年6月に事件が起きるのです。
ディーディーが遺体で発見
2015年6月、当時48歳の母親のディーディーが自宅でナイフで殺害されるという事件が起こりました。
犯人はジプシーの恋人で24歳のニコラス・ゴドジョン。
ジプシーとニコラスはネットのキリスト教系デートサイトで知り合い
交際をしていたのです。
この殺害を仕向けたのはジプシー。
ニコラスは自閉症を患っていて、ほとんどジプシーの言いなり状態だったそうです。
恋人に親を殺害させたというのも衝撃ですが、この事件にはもっと衝撃的な事実がありました。
嘘
実はジプシーが病気というのは全て嘘だったのです。
母親のディーディーが幼い頃から娘を病気だと洗脳して虐待をしていたのです。
医師など周りの人々もすべてだましていて、ジプシーは受けなくてもいい治療を受けさせられ
飲まなくてもいい薬を飲み、髪は毎回剃られていました。
母親のディーディーは「代理ミュンヒハウゼン症候群」といわれています。
この病気は精神疾患の一種で、世間の関心や同情をひくために、自分以外の人にけがを負わせたり、病気
を装わせたりします。
つまり、「悲劇の母親」を演じたかったということでしょう。
ただ、ジプシーも成長し異変に気付いてきます。
2010年、自分の健康保険カードを見つけると母親から言われていた誕生日が違ったのです。
母親から聞いていたのは「1995年」、カードに書かれていたのは「1991年」実に4歳も若く
教えられていたのですね。
さらにジプシーは母親からハンガーで殴られたり、ベッドに縛り付けられたり虐待もされていたため
恐怖を覚えるようになったのです。
ジプシーは犯行が起こる一年ほど前からニコラスに殺害を持ち掛けています。
事件から4日後、ディーディーの遺体が見つかり、ニコラスの家に隠れていた二人は逮捕されました。
ジプシーは10年の禁固刑に処されましたが、皮肉なことに家にいたときよりも自由を感じているのだとか。
この事件はアメリカでドラマ化もされたそうです。


20年以上病人のふりをして生活していたんだね

ちょっとおかしいと気づいたときは怖かったろうね
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