2月23日放送の「世界の何だこれ!?ミステリー」では
「椋平虹」のことが放送されるようです。
椋平虹(むくひらにじ)
昨今でもSNSで話させていることもありますね。
この言葉を調べていくと90年前の新聞に
たどり着いたそうです。
その記事は「虹で地震を予知した男」
椋平虹という謎の虹で
地震を予知した人が過去に日本にいたのです。
その人の名前は椋平広吉さん。
どのようなひとなのでしょう?
すこし調べてみました。

虹で地震予知できるの?

雲とかは聞いたことあるけど
椋平広吉
【新聞の画像は1953年12月15日「朝日新聞」朝刊】
当時の紙面では「サザエさん」の下に、大地震の前日予知に成功した椋平広吉氏「その後」の写真も掲載されています。https://t.co/8m3Z1zp40W #ブルーバックス
「明日朝、地震アル」と”地震予知”した科学少年がいたのをご存知か pic.twitter.com/3p1NXSHnzk— 講談社ブルーバックス (@bluebacks_pub) June 19, 2018
椋平広吉(むくひらひろきち)さんは1903年に
京都府に生まれます。
11歳で地震予知に興味を持ち
17歳の時に短冊状の不思議な虹を見かけ
翌日に新聞で地震が起きていたことを知りました。
地元の漁師に聞くとその虹は「日の粉」であり
それが出てから三日以内に嵐や地震が起こると教えられ
その不思議な虹の観測を始めます。
毎日2時間おきに虹の角度や位置、濃淡、現れる時間を記録
地震の予測もするようになりました。
1923年の関東大震災、1927年の北丹後地震も
予知したと言われています。

北伊豆地震
11月26日は北伊豆地震から90年になります。この地震は、内陸直下で発生した地震であり、震源付近で大きな被害が発生しました(死者272名)。いつ地震が発生しても身を守れるように、日頃からの備えを行いましょう。#いのちとくらしをまもる防災減災
地震から身を守るためにhttps://t.co/zEypXHqkJV pic.twitter.com/ZI8ORk5jU1— 気象庁防災情報 (@JMA_bousai) November 26, 2020
1930年11月26日、静岡県で北伊豆地震が起きました。
強い場所では震度6の揺れがあり
死者・行方不明者が272人も出たという大きな地震です。
椋平さんは前日の11月25日に京都帝国大学の教授宛に
「明日の4時に伊豆で地震が起こる」という
電報を送り、的中したため大きな話題となります。
アインシュタインやエジソンもお祝いのコメントを
送ってきたそうです。
その後も地震予知を続けますが
ある事件が起こりました。

トリック?
椋平 広吉(むくひらひろきち 1903年10月02日-1992年10月08日)
独学で地震を学び虹と地震との関係などを主張した人物☺️今日は
池袋のシアターグリーンに
お馴染み劇団ラビット番長さんの舞台
『虹の人』を観てきましたぁ✨この作品は
椋平広吉をモデルとした
新田次郎による小説「虹の人」を pic.twitter.com/P2bMCy8zfM— ぽち (@pochinosasayaki) October 4, 2021
1976年、新聞である報道がありました。
椋平さんの地震の予知がすべてはがきで行われていること。
そこで調べてみると
実はえんぴつで書いたはがきを自分あてに出し
はがきのあて名を消して、消印が付いたはがきをキープ。
地震の翌日に地震の予測や研究機関などのあて名を書き
自分で投函していたのです。
このことが報じられると研究が嘘扱いされますが
それでも椋平さんは1992年に亡くなるまで虹の観測を
続けました。
北伊豆地震の場合は電報なので
はがきのトリックは使っていませんしね。
半世紀以上にわたって気象を研究した等の功績から
府立丹後郷土資料館が椋平さんの資料を
集め、逸話を多くの人に伝えたいと
思っているそうです。


なんではがきのトリックをしたんだろ?

なかなか認められないので焦る気持ちがあったのかも?
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