4月9日の「土曜プレミアム・世界法廷ミステリー 罪からの逃亡者」では
「世界最悪の犯罪組織VS母親・誘拐された娘を取り戻せ!執念と復讐の銃弾」が
放送されます。
娘が突如姿を消しました。
犯人は世界最大級の犯罪組織のメンバー。
警察も検察もマスコミも犯罪組織を恐れ、動きませんでしたが
母親は一人で戦ったのだそうです。
これはメキシコで起こった事件なのでは?と
思います。
どういう事件なのか少し調べてみました。

メキシコ?

麻薬カルテルとか聞くしね
ミリアム・ロドリゲス
テキーラの原産地呼称指定のメキシコの5州を紹介。
この5州の中で、テキーラの蒸留所は142ヶ所(2021年1月現在)。ハリスコ州136ヶ所、グアナファト州4ヶ所、ミチョアカ州1ヶ所、タマウリパス州1ヶ所の内訳です。https://t.co/sRCykah5L6 pic.twitter.com/E91CmoV5Qa— 目時裕美@テキーラジャーナル (@TequilaMetoki) March 5, 2021
メキシコでは犯罪組織の身代金目的の誘拐が
多発しているそうです。
殺人発生率も高く、犯罪組織に市長が殺害されたりして
ニュースになることもあります。
2012年、メキシコのタマウリパス州サンフェルナンドに住む
20歳のカレン・ロドリゲスが行方不明となりました。
母親のミリアム・ロドリゲスは犯人グループから
身代金を求めてくる電話を受け、お金を工面します。
しかしなかなか犯人グループはカレンを解放しようとせず
麻薬カルテルロス・セタスのリーダー格に便宜をは会ってもらおうとしましたが
お金を持ち逃げされてしまい
2年後の2014年に大量の遺体の中からカレンの遺骨も
発見されました。
当時、サンフェルナンドではバスの乗客の誘拐事件などが頻発していて
2011年には200体近くもの遺体が発見されたこともあったそうです。

犯人を追跡
カレンの詩を知ったミリアムは犯人を捕まえようとします。
ただ、犯罪組織の報復を恐れ警察やマスコミなどの腰は
重いままでした。
ミリアムは身代金要求の時に聞こえた「サマ」という人物を
SNSから探し出し、居場所を特定。
しかし、証拠がなく警察は動いてくれず
ロドリゲスは髪を切って染め、世論調査員や医療従事者などの
ふりをして情報を集めました。
サマが逮捕され共犯者の名前がわかり
ふたたびロドリゲスは医療従事者などに扮し
共犯者の家族、知人などに近づき情報を集めます。
共犯者の中にはすでに死んでいるものや逮捕されているものもいましたが
残りの者たちを細心の注意をしながら
警察に引き渡していきました。
最後の一人は事件後に犯罪組織から逃げ
花屋をしてバラの花を売っていましたが
居場所を特定。
逃げだした犯人を捕まえ、警察が来るまで一時間ほど
背中に銃を当てていたそうです。
こうして生き残っている誘拐犯10人ほどを3年かけて
捕まえました。
悲しい死
自ら犯罪者を捕まえたミリアムの行動は
犯罪に苦しむ住民に勇気を与え有名になりましたが
危険も迫っていました。
2017年、最後のターゲットを捕まえてから
数週間後のこと。
ミリアムは家の前で襲撃され12発もの銃弾を浴び
殺害されたのです。
犯罪組織の報復だったのでしょう。
ミリアムが創設した誘拐被害者の会は息子のルイスが
引き継ぎました。
メキシコでは行方不明者の数が9万人にも上り
2014年から2018年で殺人事件発生件数は倍増しているそうです。


怖いよね

犯罪は減らないのかな
コメント