6月16日には「ピンチをチャンスに変えた! THE グレートジャッジ ~今を乗り越えるヒントとは」
が放送されます。
この番組はかって窮地を救った偉人たちの「グレートジャッジ」からいまにも使える
ヒントを探し出そうという番組です。
そのなかで「最悪の不況を一人もクビにせず乗り切ったグレートジャッジ」と
いうものがあります。
失業者があふれ、いまよりはるかに厳しかった世界恐慌の時に機転を利かせ
大逆転に導いた日本人社長がいたのです。
現在の自粛などの影響により、不況が来るのではと言われています。
経済関連の指標は記録的な落ち込みを見せていますからね、そこをどう乗り越えようかというヒントを
つかめるのかもしれません。
その日本人社長とはおそらく「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助さんのことでしょう。
そうパナソニックの創業者です。
では、世界恐慌の時にどのようなことがあったのでしょうか?少し調べてみました。

世界恐慌ってひどかったんだよね

日本にはどんな影響があったの?
松下幸之助
確たる信念を持っている人は、不景気の時ほど儲ける。
松下幸之助pic.twitter.com/dUI2EatUyP— 前向きな言葉 (@maemukikotoba1) June 14, 2020
松下幸之助さんは1894年に和歌山県に生まれます。
小学校を4年で中退し、大阪へ奉公へ出ます。
1910年に大阪電灯の見習い工員となり、1918年に独立。
小さなソケット製造所の松下電気器具製作(現在のパナソニック)を設立しました。
その後、事業を拡大していき1935年に松下電器産業株式会社として法人化。
独自の経営で「経営の神様」と呼ばれ、松下電器を世界的なメーカーに育て上げました。
世界恐慌
世界恐慌は1929年のアメリカの株価暴落から始まったといわれています。
第一次世界大戦後好景気だったアメリカの株価が大暴落したので
それが世界に波及していきました、
日本もアメリカへ輸出していた生糸が急激に落ち込み、都市部では会社の倒産や失業者が溢れ
さらにデフレが起き、農産物も売れなくなり農村部では娘の身売りが増えたそうです。
松下幸之助の対策
1929年には松下電器は従業員が300人、第二次本店・工場の新築がなり第2の発展期を迎えていました。
そこに世界恐慌が起きたのです。
松下電器も販売が半分以下に急減し、倉庫の中に在庫があふれる事態となりました。
その時松下幸之助さんはある方法を示します。
「生産を直ちに半減し、工場は半日勤務とする。
そして給料を全額支給する代わりに店員は休日を返上し在庫品の販売に全力をあげてもらう」
この決断に従業員は奮い立ち、2か月後には倉庫の在庫が空になったそうです。

社員の結束が大事なんだね

みんな応えようとしたんだろうね
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