8月1日放送の「激レアさんを連れてきた」では
「世にはびこるニセ札をことごとく見破って世界中から尊敬されてる下町の小さな町工場の社長さん」
が放送されます。
ニセ札をことごとく見破るってすごいですね。
簡単には見破れるものではないでしょう。
その社長さんとは松村エンジニアリングの社長松村喜秀(まつむらよしひで)さんです。
あの有名なアメリカドルのニセ札「スーパーK」も見破ったそうですよ
どうやってニセ札を見破るようになったのでしょう?
少し調べてみました。

ニセ札もイタチごっこなのかな?

なくなることはないだろうね
松村喜秀
松村喜秀さんは1949年に鳥取県に生まれます。
大学で電子工学を学び、大手電機メーカーに就職しました。
しかし、自分のやりたいことができなかったために独立して産業ロボットの制作を始め
1983年に松村エンジニアリングを設立しました。
そこでソウルオリンピック前の1987年に商社から偽札鑑別機の開発依頼を受け
偽札鑑定の世界に足を踏み入れるようになったのです。
スーパーK
独自のセキュリティ技術を入れた鑑定機は評判も良く短期間で2千台を販売するヒット商品となりました。
でも、2年もすると売れなくなったのです。
ニセ札が高度になり鑑別できなくなったのです。
ニセ札を調べなければいけないので、半年ほど東南アジアを放浪することになります。
カンボジアの盛り場のボスがニセ札を流通させているとうわさを聞き
通いつめ、一万円札2枚とニセ100ドル札4枚を交換してもらいニセ札の研究が始まりました。
帰国後昼夜わず鑑定を続け、最終的には8か所もの違いを発見。
松村さんは大量流通して世界を震撼させた「スーパーK」と呼ばれる精巧な偽100ドル札の
発見・命名者として世界的に有名となりました。
スーパーZ
2006年、アメリカの捜査当局がニセドル札の鑑定を依頼してきました。
世界初高性能ドル紙幣鑑別機を開発したことや
「スーパーK」のことから世界的に有名だったのですね。
このニセドル札「スーパーZ」は司法取引で持ち込まれ、ニセ札と判明できたほど
超精巧で精度が高かったのです。
ニセ札鑑定は極秘事項なので社外に頼ることができず地道なものでした。
4日経っても成果が出なかったので紙を燃やしたりもしてみましたが、違いが判りません。
そのため400倍にプリントアウトした約6.5平方メートルの巨大偽ドル札を作り
ニセドル札を見破ることができたのです。
大きくして地道に調べたのですね。


間違い探しみたいに調べていくのかな?

気が遠くなりそう
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