脳を切る悪魔の手術ロボトミーとは?手術を受けた患者が復讐した事件も

TV番組

ロボトミーって聞いたことありますか?

名前は聞いたことあるという人はいるかもしれませんね。

かって重篤な精神疾患の患者に行われていた外科手術です。

 

この手術のことが4月25日放送の「フランケンシュタインの誘惑E+」でとりあげられます。

この手術を受けた患者が医師に復習をした事件もありました。

「奇跡の手術」と言われていた手術がなぜ「史上最悪の外科手術」と言われるようになったのか。

少し調べてみました。

脳を切るって怖いね

手術後も普通に生活できるの?

ロボトミーとは?

ロボトミー手術とは精神疾患の治療としてかつてもちいられた外科手術で

緊張や興奮などの精神障害を除去する目的で脳の前頭葉白質を切除する手術です。

ロボトミーというのは人間をロボットみたいにするという意味ではなくて

肺や脳などで臓器を構成する大きな単位である「葉」を一塊に切除することを意味する

外科分野の用語みたいですね。

 

この手術が初めて行われた1935年当時は精神疾患の治療が不可能と思われていた時代だったので

外科手術により患者をある程度抑制できるのは画期的方法でした。

その証拠にロボトミーを考案したポルトガルの神経科医エガス・モニスさんは

1949年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

初期の手術では6パーセントもの人が亡くなっていましたが、術式が改良され

世界的に広まっていき、万能の処置法のような感じになっていきました。

 

しかし、ロボトミー手術は重大な副作用を残していたのです。

副作用

世界中に広まったロボトミー手術。

日本では1938年に初めて行われました

 

ロボトミー手術を受けた患者は暴れたりすることがなくなり、おとなしくなったそうです。

しかし、人間性を失われたともいわれています。

外部に対して無気力、無頓着になり、集中力に欠け、やる気がなくなり

人生に対する興味を失ってしまい、想像力もなくしていきました。

ロボトミーが流行した時代にはおとなしくなることばかりに目が向けられ

副作用のことは気にしなかったのですね。

 

しかも当時は本人の承諾なしに無理やりロボトミー手術を受けさせられた人も

たくさんいたそうです。

 

1950年代に入るとクロルプロマジンが発見され向精神薬の発展、さらには

予期できぬ副作用により手術の規模は縮んでいき

日本では1975年、日本精神神経学会が精神外科を否定する決議を可決されロボトミー手術の

廃止を宣言しています。

ただ1970年代に入ってからはほとんど行われていなかったみたいです。

ネイティブイングリッシュ

ロボトミー殺人事件

日本ではこのロボトミーに関する事件も起きています。

1979年、元スポーツライターのSが医師の家に押し入り、殺害しようとしますが

医師は外出していて、医師の妻と母親を殺害して逃走

その後職務質問され逮捕、現在は無期懲役が確定しています。

 

実はSはロボトミー手術の一種チングレクトミーという手術を強行され

スポーツライターとして働けなくなり、後遺症のてんかん発作に苦しめられ

意欲もなくなり感情の変化も乏しくなってきたので、主治医だった医師を殺し

自殺しようとしていました

 

1964年、スポーツライターだったSは妹宅に立ち寄り老いた母親の話をしていましたが

喧嘩となり物を壊したため、器物破損の現行犯で警察に逮捕されます。

妹夫婦からの告訴は取り下げられましたが、警察はSの過去の暴力などの前科を

洗い出し精神鑑定後、保養所に強制措置入院させました。

Sはロボトミー手術によって廃人になることを恐れ拒否していましたが、

医師はなにもわからない母親から承諾書を取り、肝臓検査とうそをつき全身麻酔をし

チングレクトミー手術を行ったのです。

Sは復讐をしようとしたのですが、罪のない医師の妻と母親が犠牲になってしまいました。

 

ロボトミー手術の発案者でノーベル生理学・医学賞を取ったエガス・モニス医師。

この医師も自分の患者から襲撃を受けています。

 

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ちょっと一言

医学の歴史もいろいろと闇があるんだね

時代が進んだら明らかになってくるんだ

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