12月10日放送の「プロフェッショナル仕事の流儀」では経営者の小巻亜矢さんが登場します。
小巻亜矢さんはサンリオピューロランドの館長として活躍
赤字続きだったピューロランドをV字回復させたという凄腕の経営者なのですね。
2019年にはサンリオエンターテイメントの代表取締役社長に就任し
「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2020」の大将も受賞しています。
小巻亜矢さんですが、壮絶な過去があるのだとか。
サンリオピューロランドをV字回復させた手法とともに少し調べてみました。

敏腕経営者なんだね

過去に何があったのかな??
小巻亜矢
ウーマン・オブ・ザ・イヤー 大賞にサンリオ小巻さん https://t.co/E4xdpNcswX
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) November 30, 2019
小巻亜矢さんは1959年生まれ。
1983年、成城大学法学部卒業後に株式会社サンリオに入社しました。
ギフトゲートや直営ショップで一年ほど働き、結婚退職します。
当時は女性は結婚や出産すると会社を辞める風潮があった時代でした。
それから専業主婦となります。
旦那さんのアメリカ転勤や出産などがあり11年間子育て中心の生活となったのです。
そんななか34歳の時に2歳の次男が事故で亡くなってしまいます。
自分の生きている意味、生きている実感を失ってしまい、一年間は無力感や脱力感に襲われ
全く笑顔が出ない日々が続きました。
しかし、息子さんがお世話になった先生から「つくり笑顔でいいから、女優になりなさい」と言われ
笑顔を意識するようになり、このことがターニングポイントとなります。
再就職
このままではいけないと思い、結婚生活を終わりにすることにしました。
30歳後半でしか苦も無く小さな子供を二人かかえ、なかなか仕事が見つからず無力感を感じていたところ
声を掛けられ、始めたのが化粧品販売の仕事。
化粧品のことなどについて必死に学び、小さな子供を連れて全国を回っていたら倒れてしまいました。
その後、サンリオの化粧品部門の仕事をやらないかという話があり、古巣に復帰。
それからコーチングを学びますが、小巻さん自身が乳がんとなってしまいます。
そこで改めて自分について考え、子どもとママに向けたNPO「Hello Dream」を立ち上げ
サンリオの企業内ベンチャーとして女性の検診の啓発などを行う株式会社Nalを2008年に立ち上げました。
2011年から2年間は東大の大学院に進学。
2014年にはサンリオでは人事的な課題が噴出し、サンリオピューロランド事業も低迷が続いていました。
そこで小巻さんが社長にピューロランドの改善点をレポートとして出したところ、やってみてほしいと
いう流れになりサンリオエンターテイメント顧問に就任となります。
2016年にはサンリオピューロランド初の女性館長に就任となりました。
赤字からの回復
サンリオピューロランドは2014年には平日の入場者が500人だったところ、現在は2200人まで増加。
2018年には過去最高の来場者数を記録しています。
小巻さんはどのような方法をとったのでしょう?
まず初めに行ったのは社員の話を一対一で聞くこと。
全社員で話をしてコンセプトを共有する「対話フェス」も行い、自分たちの目標を語り合います。
スタッフは出勤時間もバラバラなので、朝礼を一日12回も行っているそうです。
社内のコミュニケーションを見直し、風通しを良くしたのですね。
さらには客のターゲットを子供だけじゃなく、大人の女性まで広げ
グッズ開発から館内レストランのメニュー、装飾に至るまでインスタ映えを意識し、拡散してもらうを重視
しているのだとか。
そういう努力もあり、サンリオピューロランドは入場者数が増えていきました。


みんなで話せる感じが大事なんだね

空気が良くないとなかなか意見も言えないしね
コメント