10月12日放送の「逆転人生」では「全米熱狂!夫婦でつかんだ逆転KO」が
放送されます。
今回の話はボクシングの世紀の番狂わせ。
マイクタイソンの再来とはで言われた最強のボクサージェームズ・カークランドに
日本人ボクサー石田順裕さんが挑みます。
オッズはなんと17対1。
誰もが石田選手のことはかませ犬としてみていて、カークランド選手の勝利を確信していました。
しかし、石田選手はこの試合で世紀の番狂わせを起こしたのです。
どういうことなのか少し調べてみました。

誰もが負けると思っていたのに勝ったんだ

すごいね
石田順裕
9/29 23:30〜サンテレビで放送の【ミツキボクシングジム10周年記念興行ダブルタイトルマッチ】のナレーション収録を元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者の石田順裕さんと共に行いました🎧白熱した闘いを皆さんにも是非見て頂きたいです🥊🔥(※野球が延長した場合は時間帯ズレる可能性があります🙏) pic.twitter.com/IpQEWnnSyS
— DJ黒髪のリリー (@kurokami_Lily) September 23, 2019
石田順裕(いしだのぶひろ)選手は1975年生まれで熊本県出身です。
生後間もなく大阪に引っ越し、小学生で父親にボクシングを教わり
中学校時代から大阪帝拳ボクシングジムに通い始めます。
興國高校ではボクシング部に入り、高校一年生の時のインターハイでは
初の一年生チャンピオン誕生かと騒がれ、NHKのテレビ取材なども来ましたが
惜しくも3位に終わりました。
3年生の時には高校選抜ライト級で優勝しています。
進学した近畿大学ではボクシング部主将として活躍
その後は児童福祉施設職員になりますが、1999年にプロボクサーとなりました。
プロデビュー後は2001年にOPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王者となり
2006年には日本スーパーウェルター級王座を獲得。
2009年には34歳でWBA世界スーパーウェルター級暫定王者となります。
2011年4月9日、その日がやってきました。
ジェームズ・カークランド
カークランド選手は1985年生まれで2001年にプロデビューします。
「倒し屋」という異名を持ち、連戦連勝。
NABO北米スーパーウェルター級王座などを獲得しているホープでしたが
かなり素行が悪く、武装強盗事件などで逮捕されていて
刑務所に収監もされたもされた危険な男でもありました。
2011年4月9日
\山里さんと、しずちゃん/
”タイソンの再来”と言われた最強ボクサーに夫婦で挑んだ #石田順裕 の逆転劇。
12日22時から放送&配信👇https://t.co/VKfWzwAfdW
どんな思いがコブシに…詳しくは番組で…👊#逆転人生 pic.twitter.com/AsBD5ugDhF
— NHKプラス (@nhk_plus) October 11, 2020
2011年4月9日、アメリカのラスベガスMGMグランド・ガーデン・アリーナで
石田選手とカークランド選手の試合が行われました。
オッズは17対1で石田選手の圧倒的不利、下手すれば殺されるとまで言われていたそうです。
それもそのはず、カークランド選手は27戦全勝。
将来のチャンピオン候補でした。
それに対し、石田選手は35歳。
引退してもおかしくない年齢で、元暫定王者のかませ犬とみられていたのです。
試合開始。
カークランド選手は前進し強打をふるまいます。
そこに石田選手のカウンターがさく裂しダウン。
さらに2回のダウンを奪ったところでレフェリーがストップ。
見事1分52秒TKO勝利となったのです。
世紀の番狂わせといえるでしょう。
石田選手は2015年に現役を引退。
現在は寝屋川石田ボクシングクラブの会長となり
後進の育成にあたっています。


1ラウンドでの番狂わせだったんだね

衝撃的だったろうな
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