4月2日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」では
「誰ひとり信じてくれない!現代日本で本当にあった恐怖SP」が放送されます。
小さな町で平穏に暮らしていた男性はいつもと同じように出社した後
刑事たちにとりかこまれ容疑者として署に連行されてしまいます。
なぜ自分が取り調べを受けているのかもわからないまま刑事に
「お前がやったんだろ」と言われ続け、強引なとり調べは朝から晩まで何度も続き
肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまった男性はやってもない罪を自白してしまうことになってしまいました。
その後逮捕、起訴され、実名報道までされたため弁護士や家族まで
だれ一人無実を信じてもらえない過酷な日々を送ることになったそうです。
この事件は2002年に起きた冤罪事件「氷見事件」のことではないでしょうか?
内容が似ているので恐らくそうだと思いますが。
そこで氷見事件について少し調べてみました。

冤罪事件なのか

誰からも信じられないっていうのはつらかったろうね
氷見事件(富山事件)
3/25現在
氷見市の桜開花状況🌸@湊川 pic.twitter.com/wkxajjj7ZV
— 富山県 氷見市観光協会【公式】Himi Tourism (@himikankou) March 25, 2020
2002年4月15日にこの事件は起きました。
タクシー運転手の柳原さんは普通に出社しますが警察に囲まれ
任意取調べをうけることになりました。
実は富山県氷見市内で男が家に侵入し女性に暴行を加えた事件が起きていて
似顔絵を作成し捜査していたとろ、似ているとの情報が入り任意同行となったのです。
柳原さんには全く身に覚えがありませんでした。
逮捕
柳原さんは何のことかわかりませんでしたが、長時間の取り調べを受けることになりました。
暴行の被害者の女性も柳原さんのことを犯人といったそうです。
「違う」と答えても警察は話を聞かず「お前が犯人だろ」の一点張り
長時間の取り調べに心身とも疲れ果てた柳原さんはやってもいない罪を自供してしまいました。
取調べ中には亡き母親の写真を見せられ、刑事から「母親に申し訳ないか?」などと
執拗に自白を迫られたり、「家族はやったに違いないと言っている」とうそをつかれたりもしたそうです。
逮捕された後は弁護士にも「やっていない」と訴えましたが
「控訴しても無駄」などと積極的な弁護活動は行われませんでした。
2002年11月27日、柳原さんは懲役3年の実刑判決を言い渡され、2005年1月13日に
仮出所するまで服役することになったのです。
真犯人判明
2006年11月、べつの暴行事件で逮捕された男が氷見市の暴行事件の真犯人だと自供しました。
その後、富山県警と富山地検が柳原さんに謝罪し、2007年10月10日には再審で無罪が確定。
2009年には違法な捜査で逮捕、起訴され、約2年間の服役を強いられたとして
国や県に約1億400万円の損害賠償を求める訴訟を起こします。
2015年4月、富山地裁は「取り調べで虚偽の自白を作り出すなど、警察の捜査に違法性があった」
として県に約1966万円を支払うよう命じ確定しました。


こういうこともあるんだね

昔はよくあったみたいだけど、2000年以降もあったんだ
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