10月28日放送の「林修のニッポンドリル」の「大ヒット商品の謎」では
「ハエ取り紙の会社が働く女性の必需品を生み出す! 」が放送されます。
この働く女性の必需品とはマスキングテープのことではないでしょうか?
ハエ取り紙の会社は「カモ井加工紙」
マスキングテープはいろいろなことに利用できますもんね。
働く女性だけではなく、男性もかなり使っています。
ではハエ取り紙の会社だった「カモ井加工紙」はなぜ大ヒット商品となる
マスキングテープを作ることになったのでしょうか?
少し調べてみました。

DIYとかでもよく使われるね

おしゃれなのがあるもんね
マスキングテープ
マスキングテープいろいろ✨ pic.twitter.com/Get06nnuyu
— 海福雑貨 (@umifukuzakka) October 24, 2020
マスキングテープとは塗装やシーリング・コーキングに使用される養生テープです。
塗装作業で塗らない部分を汚さないよう保護目的として使われたり
粘着力が弱く剥がしやすいために仮止めなど工業用として使用されてきました。
しかし、近年その特性に注目が集まり様々な色や柄のマスキングテープが発売され
おしゃれな文具として人気が出てきたのですね。
スケジュール帳に貼ったり、やラッピングに使用したり
家具のリメイクに使用したり、壁紙に使用したりとあらゆる場所で使用できます。
さらにかわいい模様のマスキングテープも多いので、コレクションしている人もいるんだとか。
そんなマスキングテープの人気商品は「カモ井加工紙」の「mt」シリーズ。
ハエ取り紙の会社だった「カモ井加工紙」はどうやって
人気マスキングテープを発売するに至ったのでしょう?
カモ井加工紙
どうしても取れないコバエのために買ったハエ取りリボン(https://t.co/S6zZiNwfAQ)。めんつゆトラップが効かない奴にも効果を発揮、見事に2匹キャッチした。この製品のメーカーはマスキングテープで有名なカモ井加工紙株式会社。テープつながりとは言えジャンルを横断する姿勢はスゴイ pic.twitter.com/9nnUGQx1Ju
— 大村 卓 Taku Omura (@trialanderror50) July 19, 2019
カモ井加工紙は岡山県倉敷市にあり、1923年創業の老舗です。
1930年には天井から吊り下げてハエを捕獲する「カモ井のリボンハイトリ」などの商品が
大ヒットとなりました。
戦後の高度成長期を迎えるとハエ取り紙で養った粘着技術で
和紙で作った工業用のマスキングテープを製造するようになり
1960年代には自動車の塗装用、1970年代には高層ビルの建築現場などで使用されてきました。
2006年、一通のメールが届きます。
mt
【自由に使える文房具】
今回はカモ井加工紙さんから出てるmt art tape(Crayon)をご紹介致します🌈
こちらは切って貼るだけでまるで実際に描いたような作品が作れるマスキングテープです🎗
違う色を重ねて貼れば新しい色もつくれますね✨#mt #mtarttape #カモ井 #マステ #マスキングテープ pic.twitter.com/zSn2KiLROA— 文房具カフェ (@bunbougucafe) June 3, 2019
2006年、東京在住の女性3人組からメールが届きました。
その内容は「工場見学をさせてほしい」というもの。
その人たちは工業用のマスキングテープをラッピングなどに利用し、冊子を作るほどの愛好者だったのです。
そのため、初めて工場見学を許可します。
彼女たちの視線は斬新で、話を聞いているうちにマスキングテープに文房具としての需要が
あることに気づき開発を始めました。
試行錯誤の末、20色の無地のマスキングテープ「mt」が完成し
2008年に販売を開始します。
するとネットや口コミで一気に話題になり、大ヒット商品となりました。


女性がほかの会社で見学していたら生まれていなかったかもしれないね

消費者の意見は大事なんだよ
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