9月28日、「グルーポン」が日本市場撤退というニュースが出てきました。
グルーポンは共同購入型クーポンサイトとして当初は大きな話題を呼びましたね。
しかし、日本に進出した翌年に「スカスカおせち事件」が起き
ワイドショーやニュースでも取り上げられるなど騒動となり、グルーポンの
勢いは衰えていったと思います。
個人的にはそういえばそういうのがあったなという感想です。
「スカスカおせち事件」の影響もあったと思いますが、なぜグルーポンは撤退することに
なったのでしょう?
少し調べてみました。

おせちの件、懐かしいな

いやなお正月を送ったんだろうね
グルーポン
【米グルーポン 日本撤退を発表】https://t.co/fohdqXvtSV
共同購入型クーポンサイトの米グルーポンが28日、日本から撤退すると発表した。2010年初頭に人気となったが、「おせち」を巡るトラブルも話題に。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) September 29, 2020
グルーポンは共同購入型クーポンを提供する会社です。
一定期間内に既定の購入者が集まることで飲食店や美容施設などを
大幅な割引きで使用できるクーポンが購入できるのが特徴で
「フラッシュマーケティング」とも呼ばれていました。
グルーポンは2008年にアメリカで創業され、2010年に日本に進出。
進出した当初は大きな話題となり、どこもかしこもクーポン、クーポンの状態でしたが
2011年の初めに「スカスカおせち事件」が発生し勢いも衰えていくことになります。
そして、今回の撤退の発表です。
グルーポンは「マーチャントブログ(企業向けブログ)」で日本市場撤退を発表。
9月28日をもってクーポンの販売を終了し、有効期限内の未使用購入済みクーポンは今年12月27日まで使える
とのことです。
スカスカおせち事件
フィギュアにもなったグルーポンのスカスカおせち pic.twitter.com/KB5tYzsMUA
— シビ (@shibiren) September 29, 2020
事件は2011年のお正月におきます。
グルーポンでバードカフェの21000円の特製おせちが半額の10500円で買えるクーポンを500セット販売。
実際におせちが届くと中身が傷んでいたり、見本写真とは全く違い中身がスカスカで
料理が仕切りの中で転がっているような感じだったのです。
購入者がこの写真をネットにアップしたことにより、マスコミなどでも取り上げられ
大炎上になりました。
なぜ低迷?
グルーポンが日本市場から撤退するということは業績が好調ということでは
なかったのでしょう。
名前も久しぶりに聞いたような気がします。
けっこうトラブルもあったようですね。
スカスカおせちのように見本と商品が違ったり
美容院のクーポンを購入しても、予約がびっしりでクーポンの期限が切れたり
クーポン購入後にお店がつぶれて使えなかったり。
それにお店側はクーポン購入者にリピーターになってもらいたいという思惑がありましたが
なかなかリピーターは定着せず、クーポンを買った人はまた別の安いクーポンを探す人が多かったそうです。
なのでクーポンを出すお店も減っていき、勢いが落ちていったのかもしれません。

昔はいろいろなクーポンの会社があったよね

だいぶ減ったみたいだね
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