7月25日放送の「世界ふしぎ発見!」では「幕末 日本で戦ったフランス人たち」が
放送されます。
幕末、日本を真っ二つに分けた戦いがありました。
新しい世の中を作ろうとする新政府軍と、幕府の世を守り通そうとした旧幕府軍が
闘った戊辰戦争です
実はこの戦争にフランス人が参戦していたというのです。
どういうことなのでしょう?
戊辰戦争の末期には現在の北海道に蝦夷共和国という
政権があったそうです。
どういういきさつがあったのか少し調べてみました。

フランス人も協力して戦ったの?

どっち側についていたのかな?
戊辰戦争
今週土曜の #ふしぎ発見 の舞台は
函館の五稜郭!実はここが幕末最後の戦いの舞台だった!?#北海道#函館#五稜郭 pic.twitter.com/3GIhaFSqHe
— 世界ふしぎ発見! (@fushigi_hakkenP) July 22, 2020
戊辰戦争は明治政府を樹立した薩摩藩・長州藩らを中核とした新政府軍と
旧幕府軍、奥羽越列藩同盟都が戦った内戦です
1868年(慶応4年、明治元年)1月の鳥羽・伏見の戦いから始まり
1869年(明治2年)5月の五稜郭の戦いでの敗北により榎本武揚ら旧幕府軍が
降伏し、戊辰戦争は終結しました。

フランス人軍事顧問団
戊辰戦争の時に、フランスから派遣された幕府の軍事顧問団のメンバーが帰国命令を振り切って幕府軍と一緒に戦うんだけれども、日仏交流150年の節目に政治的駆け引きを抜きにした「アツさ」を感じる。
戊辰戦争中に撮影された日本人とフランス人が写る古写真を追った鈴木明『追跡』は名著。 pic.twitter.com/jm5TCpjBQ4— shojimusen (@toshokiso) October 23, 2018
1867年、徳川幕府にフランス人の軍事顧問団が招かれました。
幕府軍を近代化させるためです。
顧問団は幕府のエリート部隊である伝習隊を西洋風の軍服にし
訓練を開始しました。
しかし、一年が過ぎると戊辰戦争が勃発、訓練の継続ができなくなってしまいました。
軍事顧問団はフランスから帰国の勅命を受けますが
顧問団副隊長のジュール・ブリュネ大尉とその部下は
帰国せずに旧幕府軍の教え子たちとと一緒に戦うことを選んだのです。
ブリュネ大尉は映画「ラスト・サムライ」のモデルになったといわれています。
その後、五稜郭の戦いで旧幕府軍は敗北。
ブリュネ大尉らフランス人たちは旧幕府軍を率いていた榎本武揚の説得により
総攻撃を受ける10日前に函館港内のフランス船に脱出。
ブリュネ大尉はフランスに送還後、裁判を受けますが
旧幕府軍に参加する前に退役届を出していたため好意的に取られ
軍に復帰。
フランス陸軍参謀総長にまで登りつめたそうです。
蝦夷共和国
蝦夷共和国とは戊辰戦争末期に蝦夷地(北海道)を事実上支配した
旧幕府勢力の政権です。
榎本武揚率いる旧幕府軍が各地で残党を吸収し、蝦夷地に上陸。
箱館府知事を敗走させ、蝦夷地を支配下に置きました。
そこで函館にいた諸外国の領事に事実上の政権として認めさせたのですね。
蝦夷共和国は1868年12月15日に成立し、1869年5月17日に幕府軍が降伏したため解体。
蝦夷共和国が存在したのはわずかな期間でした、日本で初めて選挙が行われるなど
新しいこともしていたようです。


当時の北海道はあまり開拓されていなかったのかな?

屯田兵とかもう少し後だしね
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