食中毒。
これから増えてくる時期ですね。
1990年の埼玉県浦和市の幼稚園で100人以上の園児が腹痛を訴えた集団食中毒事件がありました。
その原因はO157という菌。
今では聞く名前ですが、当時はほとんど知られていなかったといってもいいでしょう。
7月9日の「ザ!世界仰天ニュース2時間SP」でその時の様子が放送されます。
そのときの感染源であるO157は信じられないところから発見されたそうです。
どこから発見されたのでしょうか?
少し調べてみました。

食中毒には気を付けないとね

物が傷みやすくなるもんね
集団食中毒発生
発生した時期は1990年10月。
場所は埼玉県浦和市でした。
1990年10月18日16時ごろ、県立小児医療センターから春日部保健所に連絡が入ります。
「幼稚園から下痢の園児5人が入院して、10月17日に1人、18日に1人と2人の園児が亡くなりました。」
19日から行政が本格的な対応を開始します。
医療機関の情報からすでに幼稚園の関係者が尿毒症や急性胃腸炎、感染症下痢症などで病院に入院したり
外来にかかっていることが判明したのです。
患者に共通する症状が下痢ということで集団下痢症として取り扱われることになります。
その後、園児などから感染源の病原菌の特定を開始、そこでO157が発見されたのですね。
患者数は園児、幼稚園の職員、園児の家族を合わせて300人以上にもなり
そのうち52人が入院、2人が亡くなるという日本中を震撼させる集団食中毒事件が発生したのです。

感染源は?
幼稚園での集団食中毒ということで給食やおやつなどが疑われましたが
そこから発見されませんでした。
しかし、幼稚園内の飲料水に井戸水を使用していることが分かったのです。
実は井戸から5メートルほど離れた場所に園全体のし尿が集まる自家用浄化槽の汚水タンクがあり
汚水タンクに破損部分があり漏水していたのです。
その汚水が井戸に漏入し、これを飲んでいた園児が発症していったのですね。
O157
大腸菌の中には下痢を起こす病原性大腸菌というものがあります。
O157は病原性大腸菌のうちの腸管出血性大腸菌の代表的な細菌です。
O157の感染力は非常に強く、感染すると下痢や腹痛、発熱などがおき
抵抗力の低い老人や幼児などは重い腎臓・脳障害を伴う「溶血性尿毒症症候群」になり
ときには死亡することさえあります。
下痢症状が出た場合は安静に体を休め、水分を補給し消化のよい食事を摂取し
水分の摂取が難しい場合は点滴を使うこともあるそうです。
食中毒の3原則はつけない・増やさない・やっつける。
手などの消毒の徹底・食べ物は低温保存・調理加熱の3つなんだそうですよ。
これからの時期、気を付けたいですね。


ちゃんと冷蔵庫に入れとかないとね

それに早く食べないと
コメント