【仰天ニュース】末期の心疾患のベネットが委嘱したものは遺伝子操作したブタの心臓?

TV番組

3月1日の「 ザ!世界仰天ニュース」では

「仰天医療スペシャル!!」が放送されます。

 

その中で「心臓病を患っていた男性‥心臓移植に

まさかのもので世界初!」が紹介されます。

心臓移植で世界初?

しかもまさかの物とはブタの心臓なのだそうです。

 

人間にブタの心臓を移植することなど

できるのでしょうか?

拒絶反応とかいろいろ出てきそうですが。

 

どういう事なのか少し調べてみました。

 

ブタの心臓?

人間と同じような感じなの?

デイビッド・ベネット

アメリカ北西部のメリーランド州在住の

デイビッド・ベネットさん。

家周りの補修などの仕事をしていました。

 

57歳のベネットさんは幸せな生活を

送っていましたが、ある日胸が締め付けられる

ような痛みに襲われます。

10年ほど前に心臓手術を行っていましたが

今まで異常はありませんでした。

 

しかし、胸の痛みは続き階段も登れないほどの

激しい動悸にも襲われたため

再び病院に向かいます。

 

ベネットさんの心臓は危険な状態になっていて

心臓移植が必要です。

その時病院の先生から驚くべき提案をされたのです。

ブタの心臓を移植

ベネットさんは重度の不整脈のため

病院に入院。

体外式膜型人工肺(ECMO)をつけていて

臓器提供を受けられない上に

不整脈のために人工心臓も適用できませんでした。

 

そこで医師から提案されたのはブタの心臓の

移植手術

ブタの心臓移植が唯一の選択肢だったそうです。

 

移植に使用するブタの心臓は人の免疫のはたらきによって

拒絶反応を引き起こす3種類の遺伝子が取り除かれ

ブタの心臓組織の過大な成長を防ぐためにもう1つの遺伝子が

除去されさらに、免疫受容にかかわる人の遺伝子6種類を挿入という遺伝子操作

行われていて拒絶反応が出にくくなっており

FDA(アメリカ食品医薬品局)もベネットさんの命が

危険であることから緊急手術を承認しました。

 

ベネットさんには2022年1月にブタの心臓を移植する

手術が行われ、術後3日目の経過は良好。

10日目で自発呼吸を開始しています。

異種移植

このようにヒト以外の動物の体を用いて移植や

再生を行うことを異種移植というそうです。

異種移植は長年にわたり研究を重ねてきました。

 

1980年代には初めて試みられ

1984年には赤ちゃんにヒヒの心臓が移植されました。

そのときは20日後に亡くなったため、それ以降はほとんど

行われなくなりましたが

ブタの心臓弁は長年、人間の弁に代用されていて

今回のブタの心臓移植につながったという話もあります。

 

ブタは臓器の大きさが似ていて

比較的拒絶反応も少なく

生物として離れている分共通の感染症も少なく

人間との付き合いも長いため

構造などが理解されていて未知の感染症の危険も少ないという

利点があるようです。

 

これから研究も進むでしょうし

移植を待っている人の助けになるかもしれませんね。

 

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ちょっと一言

研究が進んでいるんだ

移植は何年も待つことがあると言われているしね

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