1月15日放送の「ワールド極限ミステリー」では海外の監禁事件が取り扱われるそうです。
その事件とはオーストリアのウィーンで10歳の少女が誘拐さえ監禁された事件。
監禁期間はなんと3096日。
8年以上にも上ったのですね。
監禁犯は少女を脅し、洗脳のような状態にしていたのでしょう。
少女はたった一度のチャンス脱出に成功したそうなのですが
どうやって脱出できたのか、犯人は誰だったのかなど少し調べてみました。

ゾッとするね

ひどすぎる
ナターシャ・カンプシュ
【オーストリア】ウィーン歴史地区
古代ローマ時代からの歴史を持ち、
その旧市街には様々な時代に立てられた様々な建築様式の建造物群が現存するhttps://t.co/nfAEqjtJvo— 旅に出たくなる☆世界の絶景bot (@superb_view1) January 11, 2020
事件は音楽の都ともいわれるオーストリアのウィーンで起きました。
1998年3月1日、オーストリアのウィーンに住む10歳のナターシャ・カンプシュさんは
勉強道具が入ったカバンを持ち、いつものように学校へ向かいます。
しかし、それから行方がわからなくなってしまったのです。
ナターシャさんが白いマイクロバスに引きずり込まれっるのを見たという証言があり
警察は大掛かりな捜査を開始し、776台ものマイクロバスを調べましたが
ナターシャさんは見つかりませんでした。

監禁
その調べられたマイクロバスの持ち主の中には36歳のプリクロピルもいました。
プリクロピルはナターシャさんの近くに住む元エンジニア。
実は誘拐した犯人なのですが、警察はプリクロビルのバスの使用の説明を信じ
深くは追及しなかったのです。
ナターシャさんはプリクロビルの自宅のガレージ下の6平方メートルほどの地下室に
閉じ込められることになります。
出入口は金庫でふさがれ、ドアや窓には協力な爆弾をしかけていると嘘をつき
逃げ出したら射殺すると脅し、さらには「両親は身代金を支払わず見捨てた」と
いう嘘までついたのです。
ナターシャさんはプリクロビルに絶対服従となり暴行を受け
奴隷のように家事をさせられたりもしていました。
家で二人で朝食をとった後プリクロビルは出かけ、地下室にまた閉じ込められますが
テレビやラジオ、本などを読み、ナターシャさんは独学で勉強をし編み物などを覚えています。
時が過ぎ、ナターシャさんは18歳の誕生日を迎え、プリクロビルのすぐそばなら
外出することができるようになりました。
自由ではなく逃げると撃つと脅され、声を出すと激しい暴行を受けたのです。
脱出
2006年8月、ナターシャさんは庭で掃除機を使いプリクロピルの車の掃除をしていました。
するとプリクロビルに電話がかかってきて、掃除機の音がうるさいので場所を離れたのです。
そのすきを突きナターシャさんは脱出に成功、近所の人に警察を読んでもらい
保護してもらいました。
いつも空腹な状態にされていたためか、誘拐時とあまり体重が変わっていなかったそうです。
これで3096日にも及ぶ監禁生活にピリオドを打つことができました。
プリロクビルは直後に列車に飛び込み自殺をしています。
誘拐犯が亡くなったことを知ったナターシャさんは同情し涙を流したのだとか。
ストックホルム症候群のせいかもしれませんね。
その後、ナターシャさんは後遺症と戦い
2010年には手記を出版、映画化もされました。


おちつけたならいいけど

心の傷は残っているだろうね
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